来年のワールドカップではプールステージ突破が目標。ラグビー女子日本代表が2024年を総括
10月29日(火)、東京・日本ラグビー協会で、女子15人制日本代表のレスリー・マッケンジーHC(ヘッドコーチ)が、今シーズンの総括会見を開いた。また、会見終了後、キャプテンFL(フランカー)長田いろは、SH(スクラムハーフ)津久井萌の2人もオンラインで報道陣に対応した。
『サクラフィフティーン』こと、女子日本代表(世界ランキング11位)は、今年10試合のテストマッチを行い、3勝6敗1分という成績に終わった。5月に行われたアジアチャンピオンシップで、ホンコン・チャイナ代表、カザフスタン代表を下して『WXV』、そして『ワールドカップ』の出場権を得た。
その後、敵地でフィジー代表に勝利し、ホームでアメリカ代表と引き分けた。ただ、『WXV』では3試合とも善戦したが、3連敗に終わった。
マッケンジーHCは「10カ月かけて準備してきたことが、結果にしっかりと反映されなかった。ただ、これまで十分に手をかけられなかったセットピースを(3~4月の)6週間、ビッグガールズとスクラムハーフを招集したことで、強化したものをWXVで発揮することができた」。
「そして、私たちが今どの場所にいるのか、どこからスタートしていくのか、どこに向かっていくべきか、正確な理解を得ることができた」と振り返った。
さらに「今年の総括レビューは、非常にポジティブだと思っている。選手自身がその選手のグループとして、個々として成長するための費やしたいエフォートの部分、個人に対して費やしたエフォートの部分をしっかりと認めたい」。
「また、南アフリカ代表戦、スコットランド戦でしっかりとパフォーマンスを示すことができた。私たちは成長しているが、ワールドカップまで残り9カ月になり、その中で、どれだけの成長をしていけるのかが問われてくる」と続けた。
9月から10月にかけて、南アフリカで行われた『WXV』に関して、カナダ出身の指揮官は「ポジティブな点は我々が連続するゲームで、パフォーマンスをしっかり出すことができたと思っている。勝つためにやるべきことは、すべてやったし、タイトに戦えた」。