終電乗ったのに…最果て絶望駅 極寒の高尾「情けない敗者」 スタッフにおねだりも
忘年会のピークを迎え、帰りの電車で寝過ごしてしまうという人も多く見られました。最終電車で終着駅まで乗り過ごしてしまって行き場を失った人も見られました。 【画像】寝過ごしても楽しそうな男性 そのワケは?
■猛烈ダッシュ 「渋谷陸上」開幕!?
忘年会ピークの夜、多くの人でにぎわった東京・渋谷。渋谷駅周辺では今年10月から路上飲酒が通年禁止になりました。 しかし街には路上飲みをする人が続出。午前0時を過ぎると、駅に猛スピードで駆けこむ“終電ダッシュ”。そして無情にも駅のシャッターが閉まります。 その直後、フラフラと女性がシャッターのほうに近づいていきます。 終電を逃した女性 「飲んでて、忘年会で、きょう」 「(Q.終電乗りたかった?)乗りたかった。あとちょっと間に合わなかったですね」
■「絶望の駅」 寒空で“寝過ごしの絆”
しかし、終電に間に合ったとしても自宅までたどり着けない人がいました。 寝過ごした人 「寝過ごしてしまったといったかたちで。ちょっと浮かれてしまった部分もあるかもしれません」 渋谷から北へ43駅。電車でおよそ1時間半の場所にある“最果ての駅”埼玉県・南栗橋駅。午前0時過ぎ、手元の温度計は2.5℃を指しています。周辺に深夜営業の店や宿泊施設はありません。 タクシー運転手 「(Q.何もまわりに(ない)?)まるっきりないですね。全くっていうほどないです。絶望の駅っていうか」 下りの最終電車が到着した午前1時ごろ。駅の外には行き場を失った人たちがいました。タクシーも、なかなかつかまりません。 寝過ごした5人組 「(Q.きょうは乗り過ごしてこられた?)そうです」 「完全に電車の中で寝ちゃってもう。やばい」 話を聞くと、談笑していた5人は全員が寝過ごしてしまい、この日が初対面。自宅の最寄り駅を聞いてみると…。 寝過ごした5人組 「東浦和」 「越谷」 「越谷」 「杉戸高野台、一番近い」 「僕は船橋です」 一番遠い男性は、飲み会のあった神保町から千葉県の南船橋駅へ行くはずが、寝過ごして乗り換えられず、南栗橋まで来てしまったといいます。 寝過ごした5人組 「マジで初めて来たけどなんですか、ここ」 「自分も初めて来ました」 「意味わかんないんですけど」 30分以上タクシーを待っていると、そこへ…。 寝過ごした5人組 「あ!タクシー来た!」 「来た!」 「方面的には4人くらいまでだったら、助手席含めて乗れる」 「越谷・東浦和。船橋ももしかしたら越谷まで行けば」 「じゃあもう4人で近づきます?」 行き先を確認して相乗り。家路へと向かいました。しかし、タクシーに乗れるのは4人まで。残されてしまった男性は…。 寝過ごした人 「大丈夫っす。平気っす。もう慣れてます」 そう言いながらも、後ろに並んでいた男性と…。 男性 「どっちまで行きます?」 寝過ごした人 「春日部ですよね?」 男性 「春日部。そしたら、その帰りにそのまま家行っちゃうから」 寝過ごした人 「(Q.お二人で?)行っちゃいます!」 寝過ごした先で生まれた絆。2人で相乗りして帰っていきました。