なんとモデルでMMA女王で9連続KO勝利!ボディで相手が悶絶!その美しい身体と強さに世界が注目=PFL
11月30日(日本時間)にサウジアラビアで開催された総合格闘技イベント『PFL10』の[女子フライ級(56.69kg)トーナメント決勝]では、無敗の”モデルファイター”ダコタ・ディチェバ(26=英国)が2R、強烈な左ボディで相手を悶絶させ2R KO勝利。見事賞金約1億5000万円を勝ち取った。 ディチェバはこれで14勝中、実に12回目のKO勝利だ。 ズバけた強さと、過去にモデル業も行っていた美貌、身長173cmで鍛え抜かれた美貌を併せ持った彼女の存在に、海外ファンは「UFCでも王者になれる」「これからの女子格闘技の顔だ」と色めき立っている。 【フォト・動画】彼女の長身に6パック腹筋と豪快KOの瞬間!ビキニ全身写真も ディチェバは98年生まれ、母親はキックボクシング世界4冠を達成したリサ・ハワースだ。日本では熊谷直子のライバルとしても知られていた。 4歳の頃から、母の運営するジムでキック・ムエタイに親しんでおり、試合にも出場していた。 母ハワースは、女子が格闘技をする苦難の道を知っており、一時はディチェバを格闘技から遠ざけようとしたが、ディチェバの思いは強く、中学生の時には柔術と並行してキック・ムエタイを復活。16年にはアマチュアの国際ムエタイ連盟(IFMA)の世界選手権で優勝している。 アマMMAでも無敗のまま、21年4月にデビューすると、得意の打撃で3戦連続1RKO勝利。5戦目にして初の判定勝利も、その後はまたも4連続1Rフィニッシュ(1つの一本勝ち含む)と快進撃。 更に、3RでのKO勝利を経て、またまた4連続1R勝利で今回の決勝戦に臨んでいる。 彼女の1R KO勝利は、14勝利中、実に計10度。得意技は強烈なパンチと、母親譲りのヒザ蹴りだ。 『PFL』には22年8月から参戦し、今年4月からのPFL女子フライ級レギュラーシーズンに参戦、優勝賞金100万ドルを狙う。 決勝の相手は過去UFCでタイトル戦経験を持つタイラ・サントス(ブラジル)で、紛れもない世界トップ選手だ。 ディチェバ初黒星なるかの声もあったが、試合は1Rからディチェバがパンチ、ヒジ、ヒザ、顔面前蹴りとスタンドで圧倒。テイクダウンも奪う完全リードで進める。 そして2Rには、ディチェバが三日月蹴り、ボディストレート、ヒザとボディに集中し、顔面前蹴りで動きを止めると、右のヒジから強烈な左ボディ!相手が苦悶の表情で身体をくの字に曲げ、レフリーが止めた。 今回の勝利で、MMAランキングサイト「ファイトマトリックス」では女子フライ級で世界13位から一挙ごぼう抜きの5位に。 上にはUFCのP4Pヴァレンティーナ・シェフチェンコを筆頭にUFC勢のみが並ぶが、海外メディアやファンも「ダナ・ホワイトはすぐに契約するべき」「現在のシェフチェンコになら勝利の目はある」と、UFCでもトップに立てる器だとの声も大きい。 過去にモデル業も行っており、その美貌からも人気のディチェバだが、過去のインタビューでは「まだ彼氏もおらず、パーティにも出かけられない」と格闘技に青春を捧げつくしている日々のようだ。 もっとも「性的視線にさらされていることは、今は受け入れるべきこと。でもいつか変わると願っているし、私自身、性的アピールばかりのステレオタイプな”バービー”だと思われないようにしたい」とルックスのみを武器にするつもりもさらさらない。 その通り、美貌だけでなく、紛れもない強者となったディチェバ。どこまで駆け上がることが出来るか。