「ユウキのフィードバックに満足」マルコ博士、角田裕毅のRB20テスト走行を高評価…来季に向け「数日中にニュースが出る」|F1
レッドブルの重鎮、ヘルムート・マルコ博士がレッドブルのシート動向について見解を示した。 同グループのアドバイザーであるマルコ氏は『Speedweek』に寄稿しているコラムを通じて、様々な憶測が飛び交っているレッドブルの来季についてこう述べている。 「今後レッドブルドライバーの組み合わせがどうなるかという質問については、今後数日中にニュースが出るだろう」 「その話題についてはあらゆる憶測が飛び交っているね。(セルジオ・ペレスの)契約解除金として挙げられている額については全くナンセンスだ。事実無根のものも多い」 すでに2025年からのシートについて、ペレスとレッドブルは契約を結んでいる。そのコントラクトを解消する場合の金額についても様々な報道が出ているもののマルコ博士によると実情は異なるようだ。
アブダビGP終了後、ピレリのタイヤテストでRB20を駆った角田裕毅については、データのフィードバック面でマルコ博士からしても目を見張るものがあった模様。 「レッドブルとしてユウキの技術的なフィードバックに満足しているよ。この点では彼は言われているよりもはるかに優れている」 マルコ博士はあくまでも「ユウキは我々の組織にいる才能あるドライバーの一人にすぎない」と言いつつ、若手ドライバーの台頭にも期待を寄せている。 「レッドブルには下部カテゴリーにも有力な人材はいる。それとF1のシートについては、来季に向けて多くの動きがあったね」 「長い間ほとんど変化がなかったが、何人かの有望なルーキーがトップカテゴリーで実力を発揮できるのは喜ばしいことだ。ガブリエウ・ボルトレートやオリヴァー・ベアマン、アンドレア・キミ・アントネッリなどがフルタイムドライバーになる」 「もしレーシングブルズでも新人を起用することになるとしたら、新人ドライバーが4人(※スポット参戦ではなく、アブダビGPでレギュラーデビュー済みのジャック・ドゥーハンをカウントする場合は5人)になるので、世代交代が進んだシーズンまたぎになると言えるだろう」