僕だけのせいじゃない! ペレス、コンストラクターズ王者獲得を逃した”元凶”との批判に反論「僕にも責任はあるけど……」
2024年シーズンのレッドブルは、コンストラクターズランキングを3位で終えた。マックス・フェルスタッペンがドライバーズチャンピオンに輝いているのとは対照的にランキング8位となったセルジオ・ペレスは、このコンストラクターズランキングでチームが低迷した責任が問われているが、当のペレスは、自分だけのせいではないと反論した。 【動画】角田裕毅、インディカーを初ドライブ! フェルスタッペンは今季後半は苦しい時期を過ごしたものの、シーズン序盤の貯金がモノをいい、タイトル獲得を決定。これでフェルスタッペンはドライバーズタイトル4連覇となった。一方でペレスはトップ4チームのドライバーの中で唯一未勝利、しかもランキングでも8位……獲得ポイントはフェルスタッペン437ポイントに対しペレス152……実に285ポイントもの差をつけられた格好だ。これが、チームのランキングに大いに影響したことは間違いないだろう。 これにより、ペレスは2026年までレッドブルとの契約を締結しているものの、今季限りでシートを失うという見方が強い。 しかしペレスは、責任を認めつつ、全てが自身のせいではないと主張する。 「もちろん、僕にも責任はあるけど、全てが僕ひとりのせいだとは思わない」 ペレスはそう語った。 「確かに僕は、素晴らしい組織、素晴らしいチームの一員だ。でもコンストラクターズタイトルを目指して、もっと全力で戦えなかったのは残念だ」 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、今季の成績におけるペレスの責任について尋ねられた際、直接的に回答するのは避けた。 「言うまでもなく、基準となるのは常にチームメイトだ」 そうホーナー代表は言う。 「この点について、マックスは我々のマシンのステアリングを握って9勝し、10回のポールポジションを獲得した。表彰台の回数は……覚えていないけど、かなりの数だ。そしてファステストラップもだ」 「このマシンは、ドライブしやすいマシンとはほど遠い。そしてマックス……彼は最も打ち負かすのが難しいチームメイトだ。つまりこのクルマを最大限活用するという意味で、マックスのチームメイトとなるのはとても難しい」 ホーナー代表はまた、歴代のレッドブルのマシンの中でも、2024年用マシンRB20は、もっとも難しいマシンのひとつであると明かした。 「RB20は、我々がこれまで生み出してきたマシンの中で、最も難しいマシンのひとつだ。最大限のパフォーマンスを発揮できる領域は、ものすごく狭かった」 「来シーズンはその領域を拡大するために、努力するつもりだ」
Federico Faturos