角田裕毅は「言われているよりはるかに優れている」とマルコ博士絶賛。ラインアップの変更も“匂わせ”?「世代交代が進んでいると言えるだろう」
F1最終戦アブダビGP後の現地12月10日にレッドブルのマシン「RB20」をドライブした角田裕毅(RB)について、レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士が自身のコラムで賛辞を贈った。 【画像】「Honda Racing 2024 Season Finale」のトークショーに登場して駆け付けたファンを魅了した角田裕毅を特集! 専門メディア『SPEEDWEEK.com』は現地12月16日にマルコ博士寄稿のコラムを更新。今季のレッドブル、特にマックス・フェルスタッペンが最速マシンという優位性を失いながらも「成熟した」走りでドライバーズチャンピオン4連覇を達成し「このスポーツで最高のひとりであると再度証明した」と称賛した。 また、主要スタッフが離脱した状況の中でも「マックスが再び世界チャンピオンを争うことができるマシンを提供できると信じている」と来季に向けて自信をのぞかせた。 チームの重鎮がもうひとり称賛の対象として名前を挙げたのが角田。アブダビでのテストを振り返り、「チームは角田の技術的なフィードバックに満足していた。この点で、角田は言われているよりもはるかに優れている」とコメント。角田自身が「ターゲット」と語っていたフィードバック能力のアピールには成功しているようだった。 また、マルコ博士は来季3人の新人が本格的にF1デビューする点にも触れ、「さらにレーシング・ブルズでジュニアを起用するとなると、4人の新人が参戦することになり、すでに世代交代が進んでいると言えるだろう」と若手ドライバーの躍進にも期待を込めたほか、RBからレッドブルに昇格する仮定の話を持ち出すなど、ラインアップ変更を匂わせた。 構成●THE DIGEST編集部
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