桜の開花が基準?春先から始めたい観葉植物のお手入れTODOリスト|プロが元気に育てるコツを伝授
観葉植物にとって、冬は休眠期間に入る季節。観葉植物は暖かい気候の土地で生まれた種類が多く、寒い時期は生長スピードもゆるやかになります。そして、心地よい陽気が続くこれからの季節が植物たちも目覚めのとき。観葉植物の春支度で大忙しになるタイミングです! この先また1年を元気に過ごすためには、今のお手入れが重要。 【写真集】観葉植物を元気に育てるには?春先からのお手入れTODOリスト 今回は、建築家とコラボすることも多く、豪邸からナチュラルな庭まで数々のグリーンを手掛け、世話をしてきたグリーンコーディネーターの江田俊子さんに、植え替えや剪定、虫対策など、この時期から行っておきたい観葉植物の育て方を基本のキから教えてもらいました。
タイミングは「桜の花びらが散ったあと」
暖かくなったと思ったら、寒さがぶり返す日もあるような春のはじまり。観葉植物は暖かくなると生長の準備をはじめますが、また寒さを感じると生長がゆっくりになってしまうことも。気温が安定しない季節の変わり目。お手入れのタイミングに悩みますが、江田さんはそのスタートの目安を「桜の花びらが散ったあと」といいます。 「“何月を過ぎたら”とか“気温が何度を超えたら”など、数字で知りたくなるかもしれませんが、それはあくまで人目線の考え方。もっと正確なのが“桜が散ったら”という自然界の合図です。自然は嘘をつきませんから、間違いのない尺度だと思いますよ。 停滞期に植え替えや剪定などあれこれすると、観葉植物にとってショックが大きすぎてしまいます。気温が上がってくると芽と根が活発に動き出し、冬よりも伸びるスピードが早いのでお手入れをしたときの失敗も小さく抑えられます。植木にとっても負担が少ないので、春からが作業に適した時期です」(江田さん) 暖かな季節は観葉植物が育成しやすいといっても、気温が高すぎてしまう真夏には要注意。桜の花びらが散ったあとから、作業を行っても梅雨の間まで、と目安を覚えておきましょう。 それでは、ここからは具体的な春のTO DOを6つのチェックポイントで解説! 卓上に置く小鉢から人の背丈くらいの大きな植物まで通用する、基本的なアドバイスを紹介していきます。