最も高額なのは? J2日本人選手、市場価値ランキング11~20位。もうすぐ1億円の大台に乗る選手は?
明治安田J2リーグの2024レギュラーシーズンが終了した。J2で最も高い市場価値を持つ日本人選手は誰なのか。今回、フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングを順位ごとに紹介する。※情報は11月29日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトの表示に準拠する。
20位:ンドカ・ボニフェイス
生年月日:1996年2月15日(28歳) 所属クラブ:横浜FC 市場価値:50万ユーロ(約8000万円) 今季リーグ戦成績:36試合2ゴール0アシスト ランキングトップ20に滑り込んだのはDFンドカ・ボニフェイスだ。横浜FCに在籍する日本人選手の中では3番目に高い市場価値を誇っている。 ナイジェリア人の父と日本人の母のもとに生まれたンドカは、現在28歳。2018年に水戸ホーリーホックでプロデビューを果たすと、在籍3年目となった2020シーズンにレギュラーの座を掴み取った。同シーズンにはリーグ戦37試合に出場し、キャリア最多の4ゴールを記録。大きく飛躍を遂げたンドカは、翌2021年に東京ヴェルディへ移籍している。 東京Vでも定位置を確保した同選手は、昨季に横浜FCへ移籍を決断。横浜FCでは3バック中央を任され、守備の要として君臨している。 在籍2年目となる今季は、公式戦40試合に出場した。ンドカ、福森晃斗、そしてガブリエウの3バックは堅守を誇り、リーグ最小失点(27)を記録した原動力となっている。 チームは今季を2位で終え、無事にJ1自動昇格が決定している。抜群の身体能力を武器にJ2で躍動したンドカ・ボニフェイスが、来季J1の舞台でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。
19位:米田隼也
生年月日:1995年11月5日(29歳) 所属クラブ:V・ファーレン長崎 市場価値:50万ユーロ(約8000万円) 今季リーグ戦成績:38試合0ゴール4アシスト 19位には米田隼也がランクインした。V・ファーレン長崎でプレーするディフェンダーの市場価値は、50万ユーロ(約8000万円)となっている。 現在29歳の米田は、大学サッカーを経てプロの道に入った選手だ。静岡学園高校卒業後に順天堂大学へ進学。2018年に長崎(当時J1)に加入した。 それから今季まで7シーズンにわたって長崎でプレーしている。同クラブでの通算公式戦出場数は200試合を超えており、いまは絶滅危惧種となったワンクラブマンだ。 長短織り交ぜたパスや精度の高いクロスで味方の好機を演出するのはもちろんのこと、ドリブルで単独突破を図れるところも武器の一つだ。近年は左サイドバックを主戦場としているが、右サイドや中盤でも質の高いプレーを見せる。万能型DFとして下平隆宏監督の信頼は厚く、今季はリーグ戦全38試合に先発出場を果たしている。 長崎は今季のJ2リーグを3位で終えたことで、J1昇格プレーオフに挑むことになった。米田は加入初年度の2018シーズンにJ1を経験している。生え抜きのリーダーは長崎を再びJ1の舞台へ導くことができるか。