メドベージェフの功績を称え「ビデオゲーム」をインスパイアしたユニークなテニスコートが誕生!<SMASH>
フランスのカンヌに「ビデオゲーム」にインスパイアされたユニークなテニスコートが誕生。11月26日にダニール・メドベージェフ(ロシア/世界ランク5位)の公式SNSを通じて公開された。 【画像】メドベージェフが公開したユニークな「マイコート」 このコートは、メドベージェフのアパレル・スポンサーを務めるラコステ社とフランス国立スポーツ庁とのコラボレーションによるもので、カンヌ北部のグラースに建設された。 17歳のジュニア時代から、現在のコーチでもあえるジール・セルバラ(フランス/43歳)の営むカンヌのアカデミーを拠点に腕を磨いてきたメドベージェフ。大所帯のチームは組まず、コーチとの二人三脚で戦い続け、現在までに全米オープン優勝1回(2021年)のほか、今年の全豪オープンでは3度目の準優勝(21・22・24年)をマーク。さらに22年2月には世界ランク1位まで上り詰めた。そのベースを作り出したのが第二の故郷とも言えるカンヌなのである。 かつてビデオゲームの全国大会に出場したこともあるメドベージェフが「マイコート」と命名した新設コートは、グリーンをベースにしたハードコートで、その周囲をモザイク状の淡いブルーで囲み、ベースライン後方には「プレーヤー1」と「プレーヤー2」と書かれたゲームコントローラーのグラフィックが施される。また、その横にはメドベージェフの似顔絵と21年に優勝した全米オープンのトロフィーを模したイラストも描かれている。 メドベージェフが26日に自身の公式X(@DaniilMedwed)で公開した画像は、新設コート中央にいるメドベージェフを徐々にズームアウトしていくもので、最終的に高度を上げたカメラがユニークなコートの全貌を映し出す動画。こうした紹介の仕方にも、彼のゲーム的なセンスを感じることができる。 2018年のシドニー(ATP250)を皮切りに昨年まで毎年2大会以上の優勝を記録してきたメドベージェフ。だが今年は前述の全豪オープンとインディアンウェルズで決勝進出を果たしたもののタイトル獲得には至らず。実に7年ぶりに無冠のシーズンに終わった。 新しく誕生した「マイコート」で2025年シーズンに向けたリスタートを切るメドベージェフ。果たしてビデオゲームのようなハイスコアを叩き出せるか。その戦いに注目したい。 構成●スマッシュ編集部