ロッテ・佐々木朗希、メジャーの「オフの顔」に…衝撃の完全試合で全米浸透、球界幹部「世界でトップ5」
米野球記者のSNSでは、「SASAKI」の名前が踊った。今オフの大リーグのFA市場は、ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手が主役だったが、ロッテの佐々木朗希のメジャー挑戦が認められ、一気にソトと並ぶ、もしくはそれを超える注目度となりそうだ。 佐々木の米野球界での知名度は高い。2022年4月、完全試合を達成した時は、映像が一気に米国に流れ、ESPNでも紹介された。その次の週に、8回までパーフェクト投球をして降板。このチームの判断について、米球界でも話題となった。 当時、エンゼルスにいた大谷翔平も佐々木の活躍について「(周囲の)みんなが知っていたりする。アメリカのニュースでも流れている。もっともっと頑張ってもらいたいし、自分も励みにしたい」と語っていた。 当時、あるGMが「今の時点で、才能はトップ5に入るんじゃないか」 と評価したことを耳にした。その後、侍ジャパンのメンバーとして、ワールドベースボール・クラシックにも出場。大谷に続く「ビッグネーム」として、米国に定着していた。だからこそ、今オフに入って、まだ佐々木がメジャー挑戦できるかどうかわからない段階から、「SASAKI」をめぐる報道は過熱していた。 ドジャースのお膝元、ロサンゼルス・タイムズのジャック・ハリス記者は佐々木のメジャー挑戦についてすぐに記事を投稿し、「ドジャースのオフがより面白くなった」と書いた。「25歳ルール」で、マイナー契約スタートのため、資金力は問われない。メジャー30球団が列をなして、アピールするだろう。この日の発表で、米球界の「オフの顔」になった。
中日スポーツ