百名山の雨飾山に登り、新蕎麦と紅葉を楽しむ|秋こそ楽しみたい「山×新蕎麦」
百名山の雨飾山に登り、新蕎麦と紅葉を楽しむ|秋こそ楽しみたい「山×新蕎麦」
10月に入ってから、だんだんとすごしやすい気候へと移り変わり、秋風を感じながら山歩きを楽しめる時期がやってきました。今回は、秋だからこそ足を運びたくなる山をMt。ランドネのメンバーがセレクト。また、選んだ山といっしょに楽しめる、プラスαのテーマについても、あわせて紹介してもらいました!
秋といえば、新蕎麦の季節!
夏山登山の行き帰り、白くてかわいい蕎麦の花を見かけた方も多いのでは? 秋になると花が咲き終わり蕎麦の実がなるため、この時期になると「新蕎麦」を楽しむことができます。新蕎麦とは、収穫されてから1~2か月で提供される蕎麦のこと。収穫をされたばかりで新鮮なので、従来の蕎麦よりも色・味・香りがよいという特徴があります。 いつ食べてもおいしい蕎麦ですが、秋の新蕎麦を目当てに山へ出かけてみるのはいかがでしょうか。
新蕎麦を楽しむなら、雨飾山がおすすめ
山の近くには蕎麦どころが多いですが、山と新蕎麦を楽しむにあたって今回紹介したい山は、長野県と新潟県の県境にある雨飾山。美しい紅葉がみられることで有名な百名山のひとつです。 小谷村からのコースは斜度があり中級者向きですが、荒菅沢から見上げる雨飾山の急峻な姿は一見の価値あり。登りつめた先の笹平では、広大な景色を見ることができます。山頂直下の岩場はややハードですが、それゆえ達成感もひとしおです。 下山後は「そばや 蛍(ほたる)」へ。蕎麦もさることながら、季節の野菜天ぷらがなんとも魅力的なお店です。17時まで営業しているため、登山後の食事にもぴったり。 新蕎麦の時期、小谷村では「おたり新そば祭り」が開催され、2024年はこちらのお店を含む8店舗で新蕎麦が提供されています。お気に入りの味を探して新蕎麦巡りをするのも楽しそうですね。
この秋は、小谷村で山と新蕎麦を楽しもう
清々しい空気が漂う秋は、観光にもぴったりの季節。登山口のある小谷村は、塩の道として江戸時代から多くの人々が行き交った場所でもあります。昔の旅人に思いを馳せながら、資料館で歴史を学んだり街道を歩いたり。遠方からの登山で日帰りがつらい方は、近くのキャンプ場や旅館に泊まり、観光とセットで楽しむのもおすすめです。小谷村で、お腹も心も満たされる秋の山旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。