ダイニングチェアは全部同じにしないのが正解!個性派マンションリノベのアイデア
「マンションリノベをして、自分にぴったりのダイニングキッチンにしたい」「ほかの人とかぶらないLDKにしたい」「人を招きやすいダイニングキッチンがほしい」。こういった声をよく聞きます。たくさんのツールが詰め込まれた調理の場であるキッチン、家族の人数分のチェアとテーブルが必須のダイニング。必要な要素が決まっているダイニングキッチンは、ともするとありきたりな空間に陥りがち。リビングに比べてインテリアの自由度が低いと感じている方も多いかもしれません。 でも、マンションリノベに際し、インテリアを組み立てるうえでポイントを押さえておけば、個性的で自分らしいダイニングキッチンをつくることは可能です。そこで、インテリアコーディネーターの伊藤クミコさんに、ユニークなダイニングキッチンづくりのポイントを教えてもらいました。 【写真集】世界で1つだけのダイニングキッチンに!個性が光るマンションリノベのアイデア
Point 1 お気に入りの家具をひとつ決める
「とっておきのダイニング用の家具は何ですか?それをまずはっきりとさせましょう。1つのこだわりがあることで全体がイメージしやすくなります」とインテリアコーディネーターの伊藤クミコさんは話します。 たとえば、このマンションのダイニングキッチンでは、ヴィトラ社のオーガニックチェアがこだわりの一脚。グレーのファブリックがやさしい印象を加えています。オーガニックチェアをメインに、その他はバラバラのチェアを合わせています。全部同じダイニングチェアにしないこともユニークな空間に仕上げるポイントの1つ。 「ダイニングチェアやテーブルに加えて、ペンダントランプにこだわるのもおすすめ。目線の高いところに個性的なデザインがあるとさらに空間が引き締まります」
Point 2 キッチンからどんな風景を見たいか?をはっきりさせる
「あなたは料理をしながらどんな景色を見たいですか?たとえば、子供が遊んでいるシーン、テレビ、ペット、窓の外の美しい景色、ご自身のこだわりのコレクションなど、さまざまなお答えが出てきそうですよね。キッチンから見える景色を事前にイメージしておくことで空間の世界観やテイストもおのずと決まってきます」 キッチンは調理だけをする場ではありません。調理をしながら景色を楽しんだり、物思いにふけったり。それに料理好きな人ほど、キッチンに立つ時間は長くなるもの。手元ばかりでなくたまには目線を上げて食材とは異なるものを眺めるのもいいですよね。 このコーディネートではマンションリノベをして壁を一新し、料理をしながら好きなアートを眺めることを想定。自然の風景を見ると心が和みます。アートに使われている色を引っ張って雑貨の色を選ぶのも良さそうです。