大阪府・吉村知事が定例会見9月2日(全文5完)20、30代で重症化する例も増加
大阪府の吉村洋文知事は2日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「大阪府医師会と自宅への往診を進める」大阪府・吉村知事が定例会見、府医師会・茂松会長との共同会見も(2021年9月2日)」中、定例会見の開始時間を起点にしております。 【動画】「大阪府医師会と自宅への往診を進める」大阪府・吉村知事が定例会見、府医師会・茂松会長との共同会見も(2021年9月2日) ◇ ◇
感染者の増加傾向も連動
吉村:あとはそれは、あと、連動するのは感染者の増加傾向も連動すると思っています。今みたいな2000人、3000人が続いていればもっと医療がものすごく逼迫した状態になっているでしょうし、逆に言ったら、感染者がぐっと減ってきたら、今この大規模施設を稼働させる必要があるのかという数になっているかもしれないし、これは分からないので、1カ月先の人数はなかなか予測できませんから、そういった意味ではちょっとどういう動きだしになるかっていうのは、感染者数も横にらみしながらだというふうには思っています。 司会:次に、じゃあ関西テレビ。
往診体制の課題で見えている部分があれば
関西テレビ放送:関西テレビの鈴村と申します。今日の医師会との往診体制についてなんですけれども、知事はかねてより、自宅療養者に対する往診体制が必要というのはかなりおっしゃっていたかと思うんですけれども、実際に医師会のほうでアンケートを採られたのも8月の末、先日ということなんですけれども、実際にそれを往診体制するに当たって、調整で難航していたところなどが医師会のほうから話が入っていたら教えていただきたいのと、現状ですでに往診体制での課題といいますか、その辺りが見えている部分があれば教えてください。 吉村:それはやはり、この医師会の診療をされているクリニックの先生方というのは、もう普段の診察とか診療とかそういったところでも忙しくお仕事されているので、それにプラスアルファでやるっていうことがものすごくやっぱりハードルが高いんだと思います。もちろん診療所個店個店で、個店というか診療所ごと、クリニックごとに経営をされているわけで、そこで完結してやられていたわけですから、もともとコロナをやるなんていうのは想定していないわけです、それぞれの内科の先生であったりにしても。 なので普段も忙しく、いろんな方の診療も診て、またワクチンへの協力とかいろんな、発熱外来とか検査の協力もする中で、もともと手一杯の中でこの往診をすると。実際に動い現場に行くわけですから、それはある意味で、やらなくてもいいわけですよね、義務もないし。簡単に増えてくる、何か強制的にお願いできるものでもないし、そういうルールにもなってませんから、今の日本の法律体系というのは。 むしろこれは感染症、最初は2類相当から始まって、去年の確か2月か3月ぐらいだったかな、医師会・クリニックの応召義務の適用とは違うと。これは必ずしも診なくてもいいですよという趣旨の通知が確か厚労省から出されたというふうに思っています。そこで1回ぐっと分断されたというところからのスタート地点があったわけですけど、そこから巻き戻していくのが必要になってきて、そして今はいろいろ、当然ワクチンも、医療従事者へのワクチンも広がり、そして感染者も増えてくる中、自宅でお亡くなりになる方も増えてくるという点で、やっぱりクリニックの先生方が自宅の訪問診療をやらなきゃいけないんじゃないかという使命感でやっていただいた、もうこれは使命感オンリーだというふうに思っています。