ローソン、デリバリーサービスの更なる強化 強みは店舗では買えない専用商品 「からあげクン レッド3倍味」は大好評
――ローソンならではの強みは。 山口 品揃えの幅が広いことやオリジナル商品が強み。7月24日から発売しているデリバリー専用商品「からあげクン レッド3倍味 BOX」はプロモーションをかけたこともあって非常に好調に売れている。発売初週は他の「からあげクン」フレーバーと比較しても断トツに売れていた。 同商品は店頭販売を行っておらず、Uber Eatsで先行発売を行い、9月11日より他デリバリープラットフォームでも購入できるようになった。プロモーションをかけることで、これまでローソンデリバリーに目が向いていなかった人にも利用してもらえるようになる。 ――ゴーストレストランについて。 山口 ゴーストレストランもローソンの強みである。8月時点で約80店舗にて展開しているゴーストレストランは、お客様がUber Eatsなどのアプリを通じてご注文する仕組みで、店舗ではご注文を受けた後に調理を行うため、出来立ての商品を提供するサービス。アプリ上の店舗名表記は「ローソン」ではなく、お客様がお好みの商品を選びやすいように商品に合わせた別のブランド名(屋号)となっており、8月時点では9ブランドを展開している。 ――今後の強化策についておしえてください。 山口 「からあげクン」をはじめ差別化商品の推進が挙げられる。FFにおいても欠品させないことが大事なポイントになる。Uber Eatsのメイン客層は若年層が多いと言われているが、それだけでなく幅広い客層にも訴求できるようにしていきたい。 2Lの水のように大容量で重みがある商品は購入してから自宅まで持ち帰る大変さもあるため、デリバリーサービスを使っていただくことで高齢者の方にも喜んでいただけると考えている。 OTC医薬品については導入店舗の拡大に伴いデリバリーでの取り扱いも増えていく。OTC医薬品の導入店舗数は8月時点で25都道府県に122店舗となっている。 ――最後に意気込みをお聞かせください。 山口 色々な施策を投入し数値目標も高く設定するなど昨年以上に力を入れている。デリバリーはまだまだ伸びていく余地があり、やれることを全部やっていく。