バーさながらのスタイリッシュな空間で本格派寿司コースをご堪能あれ
イカスミの酢飯、食感弾けるイカ、磯の香りのウニが口の中で三位一体に。この贅沢な一口の味を永遠に胸にしまっておきたい。
ここまで少し尺を取り過ぎてしまったので駆け足でいこうと思います。
次は、サーモン握り。貴重な国産です。江戸前では通常サーモンを入れないのですが、鳥取産の良いサーモンが手に入ったので握りにしたのだとか。国産はやはり、色もきれいなオレンジで、脂もしつこくなく、鮭本来の香りがします。
猫田さん「言い忘れていましたが器にも相当こだわっており、ガラスの付け台で寿司が輝いて見えるように工夫しています。いよっインスタ映えの猛者!」
1カンはバーナーで炙ります。寿司屋さんとは思えない焼肉香が漂います。
炙りは醤油を塗り、生(といっても低温調理済)には岩塩をまぶします。何度も言いますがトロではなく牛肉です。
肉寿司兄弟が光をまとって輝いています。8,800円のコースには牛しゃぶも肉寿司も出ないので、やはりここでは上のランクのコースを選ぶべきだとしみじみ思いました。
猫田さん「私は若者ではないので肉寿司って最初抵抗があったのですが、肉がやわらかいので魚のネタのようにシャリとなじむんですね。焼肉オンザライスとはまた違い、酢の酸味もほんのり利いて、こりゃイケる。」
あ、まだまだ終わりませんよ。肉寿司の後はコハダの握りに蟹餡掛けの茶碗蒸しが出てきて、けっこうおなか一杯です(笑)。コースも終盤戦ではありますが、またもやバーナーで何かを炙っています。こちらは銚子港揚がりの金目鯛です。
金目鯛は意外と若い方に好評なのだそうです。脂乗りマックスで、弾力がありまさに「活かってる!」という食感。岩塩によって身の甘みも引き立っています。
日本酒は「ラベルの面白さ」(もちろん味も重視)でジャケ買い
こんなに呑兵衛なのに、お酒の話をするのを忘れていました。日本酒の品ぞろえも自慢です!と言うので見せていただきましたら「大盃 Macho FUSION80」「天吹(あまぶき)ピンクレディ」「秋という名のもとに」「和和和」など変わった銘柄ばかり……。