ヴァンズとパンツの“距離感”問題。街角の3人に見る「ワンクッション」の好サンプル
距離感って大事だ。人と人もそうだし、ヴァンズとパンツもそう。と、多少強引ながらも今回は人気スニーカーとパンツの丈感に注目。 【写真8点】「ヴァンズとパンツの距離感問題、街角で多かったワンクッションの好サンプル」の詳細を写真でチェック つんつるてんに見えず、かといって重く重なりすぎない。その辺のウマいハンドリングが、全体の印象を好転させるから。
① フレア具合から漂う奔放な大人の気風
小川智之さん(42歳) モノクロームなミニマルスタイル。ただし、要所でキーアイテムが主張する。カルチャーを匂わすTシャツのプリント、硬派なバングル。大袈裟すぎないパンツのフレア具合からは、奔放な大人の気風が漂うかのよう。
そのシルエットを邪魔しない、ヴァンズとの自然なワンクッションも着こなしのポイント。計算済みか、天然のセンスか。見ている人にはわからない、微妙な塩梅が格好いい。
② 分別をわきまえたストリート感を意識
渡部雄大さん(39歳) 90年代のスケーターリスペクトは引き摺りながらも、パンツの裾は引き摺らない。大人のルーズ&ラフはやりすぎ注意。分別をわきまえたストリート感を意識したい。
渡部さんの場合は、パンツの裾をロールしてクッション加減を調節。ゆえにダーティさとは無縁で、なんならチラ見えするソックスでも遊べるのだ。
③ シンプルながらに見惚れるテクニック
橋本雄介さん(43歳) サングラスの薄色レンズ&フレームカラーと、シャツの配色がうっすらとリンク。胸元から覗く白、ルーズすぎないパンツのシルエットなど、シンプルながらに見惚れるテクニックが点在する。
ヴァンズとパンツの距離感も、遠すぎず近すぎず。まさに“大人”の関係で、時代や流行に流されない末永いお付き合いを叶えてくれる。 ◇ たかが、と侮るなかれ。パンツとヴァンズの距離感は、着こなしの完成度に直結する。細かいことは気にしない、ならそれでもいい。でも、気にする大人の装いには、やはり相応の好印象を抱いてしまうのだ。
OCEANS編集部