「日本とこんなに違うの…!」アメリカで子育てをする日本人が衝撃を受けた、子ども同士の“トラブル解決法”とは
アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。 子どもって2人以上集まると、何かしらケンカをし始めませんか? 「25年経った今も彼らの不幸を願っている」いじめ加害者になった娘を持つ母の、“いじめを受けた”悲しすぎる過去【漫画】 仲良く遊んでいるな~と思っても、気づくと小さないざこざが始まってる。 学校でも、 「並んでいたところを横入りされた!」 「ボール遊びがしたいのに貸してくれない」 「自分がやってることを友達が邪魔してくる......」 こういうのって日常茶飯事ですよね。私が子どもの頃、学校で子ども同士の揉め事が始まると、先生は 「みんなで仲良くしようね」 と和を乱さないようにすることを教えてくれていましたが、アメリカの学校ではそれとは違った対応をしていて、とても驚きました。
みんなで仲良くしなくていい!?
アメリカの学校では、子ども同士で揉め事があったときに“Problem Solving Wheel”と呼ばれるものを使うことがあります。 これは子ども同士でトラブルがあったときに、どんな解決方法があるのかを視覚的にわかりやすく子どもに伝えるためのツールです。 「その場を立ち去る」「話し合う」「気にしない」とか色々な選択肢があります。 ここに書かれてるもの以外にも、 “Wait and cool off” (待って気持ちを落ち着かせる) “Rock, Paper, Scissors” (じゃんけんで決める) とかもありました。 この中から2、3個を自分で選んで試してみるように子どもに教えているそうです。 実際に問題が起こっている時には、子どもも怒って感情的になってるので、解決方法のことなんかすっかり忘れてしまいますよね。 でも繰り返し練習していくうちに、解決策を思い出して自分で解決するための助けになるので、練習することが大切みたいです。 そして、Problem Solving Wheelで教えられることで、もう一つすごいなと思ったことがあります。そのお話は次回で。
【Profile】ひろこ(@hirorokok)
カリフォルニア在住、7歳男子のママ。20歳でアメリカに留学。カレッジを卒業後、コンサルティング会社、貿易会社に勤務。2児のシングルファーザーだった元夫と結婚。非行少年だった長男と自閉症の次男の子育てを通して、ペアレンティング(子育て)について専門家から学ぶ。その後自身の息子を出産、離婚してシングルマザーに。現在は日系企業のアメリカ支社で経理部に所属。誰かの役に立つことを願い、アメリカの子育てアイデアを発信。初の著書『LA在住のママがやっている アメリカ式・はじめてのお金教育』(KADOKAWA)が好評発売中。
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