タイガー・プリンセス（写真提供・ＳＳＰＷ）

　初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」（ＳＳＰＷ）は２９日、東京・丸の内ホテル内「大志満　椿壽　丸ノ内店」で記者会見し「初代タイガーマスクストロングスタイルプロレスＶｏｌ．３２」（１２月５日、後楽園ホール）の全対戦カードを発表した。 　これまでに男子の３試合が発表となっていたが、この日は女子部門の３試合を発表した。その中で新たにタイガー・クイーンに続く“女虎戦士”としてタイガー・プリンセスがデビュー戦を行うことが決定した。プリンセスは、クイーンと組んでジャガー横田、藪下めぐみのＳＳＰＷ認定女子タッグ王座に挑戦する。 　注目のプリンセスは会見を欠席。ジャガー＆藪下に王者組も登場しなかった。平井丈雅代表はデビューの経緯を「４年前に女子マッチを始めてから女子が盛り上がっている。ファンからもっともっと盛り上げてほしいという声があります。その流れの中でタイガーという名前を持つ選手は実力のある選手でなければいけない。その実力ある選手です」と説明していた。 　クイーンはデビュー前に会見に登場しアピールしたが、プリンセスが欠席した理由を平井代表は「プロレスラーの本分は試合です。闘いで見ていただきたい」とベールに包んだ。一方で「まったく秘密というわけにもいきませんので写真で発表とさせていただきたい」と報道陣に写真だけを公開した。 　さらに記者から「クイーンとプリンセスに「血縁関係はありますか？」と聞かれ「ありませんが、団体という意味では、もしかしたら姉妹といっていいかもしれません」と平井氏は示した。そして「クイーンと同様、佐山総監に認められたレスラーです」と繰り返し強調した。 　しかし佐山は「みんなが推薦する選手。すごい期待しています。選ばれた選手です」としながらも「プリンセスは正直、よくわからない」と告白した。一方でクイーンの時は制約が多かった気がする。自由に動きまわってもらいたい。みんなの推薦が強いので何かやってもらえるなと思っています」と期待していた。 　◆１２・５後楽園大会決定カード 　▼レジェンド選手権６０分１本勝負 王者・村上和成　ｖｓ　挑戦者・スーパー・タイガー 　▼ＢＪＷ認定ジュニアヘビー級選手権３０分１本勝負 王者・日高郁人　ｖｓ　挑戦者・関礼皓太 　▼６人タッグマッチ３０分１本勝負 船木誠勝、間下隼人、阿部史典　ｖｓ　関根“シュレック”秀樹、澤田敦士、ガイア・ホックス 　▼ＳＳＰＷ認定女子タッグ選手権６０分１本勝負 王者組・ジャガー横田、藪下めぐみ　ｖｓ　タイガー・クイーン、タイガー・プリンセス 　▼シングルマッチ３０分１本勝負 Ｓａｒｅｅｅ　ｖｓ　狐伯 　▼３ＷＡＹマッチ１５分１本勝負 ダーク・チーター　ｖｓ　松本浩代　ｖｓ　沙恵