【新日本】鷹木信悟 1・4 竹下幸之介戦で快勝なら…翌日ドームメインの2冠戦を提言「ファン投票でもいい」
新日本プロレスのNEVER無差別級王者・鷹木信悟(42)が、米AEWらとの合同興行「レッスルダイナスティ」(来年1月5日、東京ドーム)に仰天提言だ。4日東京ドーム大会でKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=29)とのV2戦を控える鷹木は、1・5の試合順を決めるファン投票を発案した。 【写真】竹下幸之介とにらみ合う鷹木信悟 辻陽太とのコンビで「ワールドタッグリーグ(WTL)」に参戦中の鷹木は29日静岡大会でジェフ・コブ&カラム・ニューマンと対戦。合体技パンピングブラスターで3勝目を挙げ「このWTL、テッペン目指して、龍が如く駆け上って行くぞ!」と豪語した。 2人はともに来年の東京ドームのカードが決まっているため、IWGPタッグ王座(現王者はグレート―O―カーン&HENARE)挑戦の舞台は1月6日大田区大会を見据えている。その前に鷹木は1・4で竹下がAEWインターナショナル王座を保持していた場合ダブル選手権、同戦に勝利した場合1・5で石井智宏を迎撃する。 来年の1・4ドームではIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.に海野翔太が挑戦する。一部からは挑戦者の実績不足を指摘する声もあるが鷹木は「IWGP世界ヘビーのタイトルマッチがメインであるべきなのは、間違いないと思う。俺もそこを目指して(4日大阪大会でザックに)負けた人間だから。そこに異論はないよ」とキッパリ。しかし、その一方で新日本だけの興行ではない1・5には自分本位…いや独自の見解を示す。 1・5ではザックがリコシェ、海野がクラウディオ・カスタニョーリというAEW勢とのシングル戦がそれぞれ決定済み。ザックは1・4に勝利した場合はリコシェ戦も防衛戦にする意向を示している。それだけに試合順未定の1・5のメインもIWGP世界王座戦となる可能性があるが、同大会は新日本だけの興行ではないため、団体最高峰王座のメインにこだわる必要はない。 加えて直近のAEWマットではリコシェが竹下、カスタニョーリに連敗した。この状況を受け鷹木は「1・5はROHが入ったりAEWの選手が来たり、正直パワーバランスがメチャメチャなところもあるから。1・4で俺と竹下の試合がダブルタイトル戦になるんだったら、石井戦は2冠戦になるのかは分からないけど1・5のメインにしてもいいんじゃないか」と主張する。 そこで鷹木は「1・4次第でタイトル戦の組み合わせが変わるなら、1・4が終わった時点から当日までファン投票でもいいと思うし。すげえもの見せたヤツ、一番期待されてるヤツがメインに立つ。これまでのドーム2連戦とは流れが違うし、遊び心があってもいいんじゃない? それで鷹木対石井がメインに選ばれたら最高だね。石井とは初対決の横浜文体から、やれば必ずバチバチの激烈な試合になってきたから」と、1・4の戦いを見てファンが1・5の〝主役〟を選ぶファン投票の開催を提案。数々の激闘を繰り広げてきた石井とのシングル戦には特別な思いがあるだけに、世界中の注目が集まる舞台のメインで実現できればこれ以上痛快なことはない。 鷹木もWTL期間中にYOSHI―HASHIとチェーズ・オーエンズにフォール負けを喫しており、来年のドーム2連戦での汚名返上にかける思いは強い。 「俺自身もこのタッグリーグで、パワーバランスを崩してしまった一人。だからこそ1・4で結果を残した上で、世界に誇れる『メイド・イン・ジャパン』をドームで見せてみたいしね。大会のポスターに富士山のイラストも使ってるし、まさに(山梨県出身の)俺にメインに立ってくれと言わんばかりじゃないか」 合同興行なら権威もメンツも関係ない。超実力主義を打ち出した鷹木が、まずは激闘必至の竹下戦に臨む。
岡本佑介