「人脈を広げなければ」と、無理していませんか?人脈は「広げる」ものではなく「広がる」もの。堅実な人間関係を作るための秘訣とは
「何かを我慢し続けている」「他人と比べて自分が劣っている気がする」など、気分が落ち込んでいるのは、自分の機嫌を管理しきれていないからかもしれません。韓国で作詞家やコピーライターとして活躍するキム・ダスルさんによると、「気分がコントロールできれば、人生もコントロールできる」とのこと。そこで今回は、キムさんのベストセラー『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』より一部引用、再編集してお届けします。 【書影】いつでも上機嫌でいるための気分管理術が身につく!キム・ダスル 翻訳:岡崎暢子『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』 * * * * * * * ◆人脈を広げようとしすぎない 無理に人脈を広げようとしてあくせくすることはない。人脈って広げるものではなく、広がるものだ。 そもそも、人脈を無理に広げようとすると、時間とカネはもちろんだが、余計な気まで遣うことになる。 増えた人脈を維持するのも大変だ。 気乗りしない酒の席やレクリエーションにも顔を出さなきゃならないし、特に、相手が自分より格上などの「おいしい」人脈だったりすると、イヤでも相手に合わせる羽目になる。 そうなると、自分の持てる時間やコストをそちらに割かざるを得ない。 本来なら、自らのスキルアップに投資すべき貴重な資源をつぎ込むなんて、どう見てももったいない。 だったら、ムダな付き合いを広げることなんかより、自分の成長に集中したほうがよっぽど建設的だ。
◆堅実な人脈を作る秘訣 実力があって誠実な人なら、人脈は自ずとついてくるもの。 そんなすてきな人がいたら、誰も放っておかないだろう? だから自分自身がすてきな人になればいい。 そうやって生まれた縁を大切にすればいい。 自然に発生した関係では、お互いがフェアなので変な気遣いも不要だ。一方的に搾取されるようなこともない。 これこそが堅実な人脈を作る秘訣だ。
◆潔い人間関係を心掛ける 努力しても何の進展もない関係は放っておくに限る。 人と人の関係には、努力すればするほど近づけるものと、そうじゃないものがある。 努力して近づける関係とは、相手にもその気があるとか、すごく馬が合う場合に限られる。 お互いに望んでいるからその距離は縮まるしかない。 人脈であれモノであれ愛であれ、近づける関係というのは、偶然が重なって何度も出会うとか、出会ったばかりなのに昔からの知り合いのような気がするといった、言葉では言い表せない不思議さをまとっているもの。
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