自分の意見が学校で尊重されなかった…モヤる子どもに「親が一番やってはいけない対応」
現在、小学1年生の娘と幼稚園に通う4歳の息子を育てながら、ユーモアあふれる子育て漫画をブログやインスタグラム(@yuihanada7)で随時発信している漫画家・イラストレーターのはなゆいさん。2児の子育てに奮闘しながらも、思わず笑ってしまったことや感動したこと、子どもたちから学んだことなどを漫画にしています。 【漫画を読む】子供の希望が学校で通らずモヤモヤ…そんな時親がやってはいけない対応 前回の記事【「多数決は話し合いじゃない…!」新一年生の娘と母がぶち当たった「小学校の壁」】で、幼稚園と小学校の教育方針の大きなギャップに戸惑い、母娘で初めて抱えた葛藤について率直に綴ってくれたはなゆいさん。今回は、そのモヤモヤを払拭してくれたある人の言葉や、今後の子育てにも役立つであろう親がとるべき対応についてお伝えします。
小学校の対応も理解できて母は板挟み状態
みなさん、こんにちは。小学生と幼稚園児を子育て中のはなゆいです。今回は小学1年生のまる子が経験した“小学校の壁”の話です。 入学当初、「学校が楽しくなってきた」と言っていたまる子。遠足も楽しみにしていたハズなのに、暗い表情が見え隠れします。何があったのか聞いてみたところ、浮かんできたのが「幼稚園と小学校のギャップ」でした。 まる子が現在お世話になっている小学校では、遠足に行く前に「遠足会議」という時間が設けられています。内容は、どんな遊びをやるかを児童が話し合って「自分たちで決める」というものでした。 ただ、この「自分たちで決める」という感覚について、我が家が経験してきた幼稚園時代でのプロセスと小学校とでは大きなギャップがあることが浮き彫りになりました。 中でも痛感したのが、まる子が通う小学校では、さまざまな意見が出たときに物事を決める術は、ほぼ「多数決」ということ。「個」を尊重するまる子が通っていた小規模幼稚園では、一人ひとりの声を聞くということが方針だったため、それに慣れていたまる子は、ここで「小学校の壁」にぶち当たったのでした。 母といえば「幼稚園の対応は素晴らしく感謝している」ものの、「小学校の対応も理解できるし、慣れさせなければ……」と板挟み状態。 悩みまくる私に、幼稚園の先生が目からウロコのアドバイスをくださいました。小学校の壁を親子で乗り越えるお話です。