参院選を前に論戦 「ネット党首討論」開催(全文1)消費増税は凍結すべき
「経済」をテーマに討論
馬場:ありがとうございました。では、ここからは同じく経済をテーマに討論へと移りますが、ご発言の際は恐れ入りますが手を挙げていただき、夏野より指名いたしますのでそののちにご発言をお願いいたします。また時間の都合上お1人さま最大30秒に限らせていただきます。先ほどと同じように途中でも音が鳴りまして、お話を止めていただきます。それではお願いいたします。 夏野:では、志位さんからどうぞ。
共産・志位委員長「マクロ経済スライドは廃止すべき」
志位:安倍さんはマクロ経済スライドで国民の年金を7兆円減らすと言っておられます。これをやりますと、今、40歳以下の方は厚生年金も国民年金もお1人月2万円、夫婦で4万円減らされます。国民年金は今、満額でも6万5000円ですが、4万5000円まで2万円減らされる。これでどうして暮らしていけるでしょうか。マクロ経済スライドを廃止し、減らない年金にするべきじゃないでしょうか。そのための財源案は先日、党首討論でお示しいたしました。 夏野:では安倍さん。 安倍:私、答えですね。 夏野:はい
自民・安倍総裁「マクロ経済スライドは年金カットの仕組みではない」
安倍:マクロ経済スライドは、受け取り年金の実額をカットする仕組みではありません。受取額の増加額を調整するものでありまして、経済を良くしてデフレを脱すれば年金実額が減ることはありません。今の所得代替率60%を維持し続けるということになれば、それは将来にわたって7兆円が必要だというのが私たちの主張であります。 志位:名目で下がらなくても、実質で下げていくのがマクロ経済スライドでしょう。 馬場:志位さん申し訳ありません。発言は夏野の指名のあとにお願いいたします。 夏野:山口さんどうぞ。
公明・山口代表「消費増税で教育の負担を軽減」
山口:国内の経済対策にプラスしてやはり社会保障の基盤を厚くするということが重要であります。消費税率10%を生かして、教育の負担を軽減する、あるいは高等教育の無償化を進める、あるいは私立高校生の授業料を実質無償化も行う、こういった施策による安心感を生み出すことが大事だと思います。高齢者についても低年金者への加算やあるいは介護保険料の軽減も図ります。併せて、国際的な経済環境、リスク要因を減らすという努力も必要であります。 夏野:どなたかいらっしゃいますか。では玉木さんどうぞ。
国民・玉木代表「年金に安心感が持てないのは、財政検証が出ていないからでは?」
玉木:安倍総理に質問ですが、総裁に質問ですが、安心だといわれてもなかなか年金について安心感を持てないのは、財政検証が出てないからだと思います。これ、参議院選挙の前に必ず出していただかないと、本当に年金財政、あるいは将来もらえる実質であれ名目であれその金額が分からないので、これはやっぱりしっかり示していただかないといけないと思いますが、参議院選挙の前に出していただけますか。 夏野:安倍さんどうぞ。 【書き起こし】参院選を前に論戦 「ネット党首討論」開催 全文2に続く