【パリスナップ】気になる!ファッショニスタのクローゼットの中身。全てが1軍アイテム
『クウネル』が長年紹介し続けている、フランスマダムのファッションスナップ。素敵な装いの秘密を探ってみたら…。「服は1軍アイテムしか持たない」というルールが判明!ファッションコンサルタントのコリーヌさんのクローゼットを見せていただきました。 【画像一覧を見る】 コーディネートを紹介した記事【パリスナップ】フランス人のおしゃれルールは「1軍アイテム」しか持たないからの続きです。
アイテムは豊富でも、着ない服は1着もなし。
夫とふたり暮らしの家の中には、自分専用のクローゼットが3箇所。ジャケットやコートのクローゼット、ニットやシャツ、ワンピースのクローゼット。さらにスタメン30足を並べた靴のクローゼット。それとは別に寝室に置いたトルソーに、バッグをディスプレイのようにかけています。そして最近コリーヌさんが頼りにする1軍の中心アイテムはジレ。 「5年ほど前に突然ジレの魅力に開眼しました。シンプルなドレス、またトップスとボトムスをつなげるアイテムとして、装いに違った魅力を加えてくれます。私が好きな柄ON柄のコーディネートや色のミックスを楽しむ際も、ジレが絶妙な繋ぎ役になるんです」
スタメンが並ぶシューズクローゼットは圧巻!
シンプルな白シャツにジーンズも、とても好きなスタイル。でもドット柄×ストライプ、ボーダー×ジオメトリック柄など、意表をつく組み合わせこそが、コリーヌさんらしさなのです。 「どんな装いも年齢にふさわしい品格を大事にします。仕立てのいいスーツや上品なドレスなら問題ないのですが、たとえばデニム×Tシャツなどラフなスタイルの際は小物でクラスアップ。バッグ、靴はもちろん、ジレやジュエリーといったもので上質感を加えることで、大人の女性にふさわしい雰囲気が作れます。若い世代と同じようなスタイルを50代がすると、時に下品に見えることも。私は体が細いからノースリーブやミニ丈は着ません。これも自分の体型や似合うものがわかっているからこその、私のルールなんです」
PROFILE
コリーヌ・モロー/Corine Moreau ファッションコンサルタント 59歳 フランス西部ポワティエ出身。19歳でロンドンに渡りモデルクラブ勤務後、23歳で帰国。仏ヴォーグでエマニュエル・アルトのアシスタントを経て、スタイリストに。5年前から現職も並行。Instagram:@rinecomoreau
『クウネル』2024年9月号掲載
クウネル・サロン