エースコック 村岡社長が基本戦略語る 主力6ブランドに注力 中長期的な視点で強化
回転寿司やテーマパークでも
国内即席麺市場の成熟化が指摘されて久しい中、村岡社長は「今後の食品業界はさらにボーダーレス化が進み、競合環境も激しくなってくる。既存のスーパーやコンビニはもちろんのこと、あらゆるシーンで当社商品が活躍できるようにしたい」との想いを持つ。 その一環で、近年は新規チャネルへの展開を推進。同社初の代替食品「まるでうに」は大手回転寿司チェーンに採用された。うに原料を一切使用せずに本物さながらの濃厚な味わいを再現している。また大手テーマパーク向けにオリジナルカップ麺を商品化。タイアップ先が求めるイメージに合わせたおいしさを追求し、ユニークなお土産として好評を得ている。 村岡社長は「これまでの先入観にとらわれず、付加価値のある商品開発に積極的にチャレンジしたい」と意気込む。