県の対策会議後、埼玉・大野知事が会見(全文1)大規模イベント時に接触アプリ導入を要請
高齢者・基礎疾患ある人は都内への外出自粛を
また、高齢者や基礎疾患のある方については、都内への不要不急の外出を自粛していただきたいと思います。また、お出掛けされる場合には近場、できれば感染防止対策がしっかりと講じられた埼玉県の観光地をご選択いただきたい。都内への観光は控えていただきたいと思います。なお、お出掛けの際には、観光庁が出している「旅のエチケット」がございますので、それをお目通しいただいて、感染症防止対策にご協力をいただきたいと思います。また、県内も含めてでありますけれども、都内の夜の繁華街についての外出は自粛をしていただきたい。また、特に大人数での会食および飲み会の自粛をお願いいたします。 県民の皆さま・事業者の皆さまには、引き続きご迷惑をお掛けいたしますけれども、引き続き高止まりしている現在のコロナウイルス感染症対応策にご協力をいただき、愛する方・ご家族の皆さまの命を守っていただけるようお願いいたしたいと思います。私のほうからの報告は以上です。幹事社のほうにお返しいたします。
アプリを導入しないとイベントに参加できないのか
埼玉新聞:ありがとうございました。幹事社、埼玉新聞です。1点だけ質問です。埼玉県におけるイベントの取り扱いについて、というところで、9月1日から引き続き上限を、ということなんですけれども、この中に「国及び県の接触確認アプリを必ず導入」という項目があるんですが、もうちょっと詳しく教えていただきたいんですけれども、必ずこれは、例えばスマートフォンなりにダウンロードをしていないと、そのスポーツイベントなどに参加できない、入場できない。これはもう参加者・お客さんを含めて参加できないと、そういう解釈でよろしいでしょうか。 大野:まず、皆さんご存じとは思いますけれども、この接触確認アプリについては、県のものにせよ、国のものにせよ、仮にそのイベント等で陽性者がいた場合に、そこに参加されていた方、あるいは近くにおられた方に対して通知がいくというものであります。これは事業者に対するお願いとして、このアプリをダウンロードしていただくなりなんなりして活用いただけるような体制を整えることを必ずやっていただきたい、というのが私どもからの事業者に対する、イベントの主催者もしくは会場の事業者に対するお願いであります。 従って、参加されるほうについては、当然、そういったアプリケーションをダウンロードできないような環境である場合もありますので、そこについてはぜひ、事業者の皆さまのほうでご協力をいただいて、以前やっていましたけれども、例えば参加した方のご住所・連絡先等を、参加者の皆さんのご理解をいただいて、これを控えるとか、そういった手法は考えていただきたいと思いますが、ただ、今回のは、先ほど申し上げたとおり、24条9項に基づきお願いをしているのは、事業者に対してこのようなアプリを利用できるようにしてくださいと。埼玉県のLINEアプリであれば、つまりQRコードをそこに出していただく等を必ずしてください、これがわれわれのお願いであります。 埼玉新聞:それは例えば入口でダウンロードを促すご案内みたいなものを掲出するとか、そういうことでよろしいですか。 大野:すでにサッカーやプロ野球、あるいはそれだけではありませんけれども、さまざまなイベントで、皆さまもご覧になったかもしれませんけれども、入口のところにそういったものが掲げられていたり、あるいは入場を待つための行列というんでしょうか、列を成すところにそういったものがあることによって、それを見ていただく、あるいは先ほど言ったLINEのアプリであればQRコードを読み込んでいただく、そういったことになっていますので、そこでぜひ事業者の方々に促していただきたいと思っています。