県の対策会議後、埼玉・大野知事が会見(全文1)大規模イベント時に接触アプリ導入を要請
5000人規模であれば問題なく開催できる
次に、イベントの開催についてでありますけれども、現在の全国的移動を伴うプロスポーツイベント等の開催制限については、8月末までの間としてお願いをさせていただいてまいりました。それは参加人数および収容率をそれぞれ5000人、50%としながら、段階的な参加人数の引き上げや、開催結果の検証を踏まえた改善および見直し内容の発表などを求めることとしてまいりました。 すでにそれぞれの主催者から具体的な感染防止対策の実施について報告を受けており、例えば大宮アルディージャ、埼玉西武ライオンズ、および浦和レッズの運営状況については、県職員も直接、試合会場において確認をさせました。また、これらの状況については、それぞれのホームページにおいてご報告をいただいているところでありますけれども、それぞれの入場口に消毒液や検温器が設置をされ、入場時、売店、トイレなどの待機列がしっかりと確保されていたこと、あるいは帰路の電車等を増発する場合もあるなど、さまざまな感染防止対策がしっかりと講じられていることを確認をいたしました。大宮アルディージャの場合には、入場者の上限を自主的に3200人と定めており、今後、段階的に引き上げることも考えられますが、いずれにせよ、埼玉西武ライオンズや浦和レッズを含め、現在の上限、5000人規模であれば問題なく開催ができるというふうにわれわれも考えているところであります。
イベント制限を9月30日まで要請
ただ、現在の感染者の状況等に鑑み、9月の1日以降についてはこのような主催者の取り組みと現在の感染状況、その両方に鑑みて、引き続き現在と同様の要請を、9月30日までの期間として要請をさせていただくことにいたしました。加えて、全国の移動を伴うプロスポーツイベントおよび大規模イベント、大規模イベントというのは1000人以上でありますけれども、については国および県の接触確認アプリを導入していただくことを、特措法第24条第9項に基づき、新たに要請することといたしました。これはフェーズ3で本来行うべきものの前倒しでありますけれども、すでにこの接触確認アプリが一定程度、知名度を持った、普及をしてきたということの判断から、可能な措置をここで講じることを、法的な基礎をもってお願いをするところであります。イベントの主催者等においては、接触確認アプリを必ず導入していただきたいと思いますが、また、逆に参加者の皆さん、観客の皆さんにおかれましても、ぜひともこの接触確認アプリをご活用いただけるよう、お願いをしたいと思います。 また、あらためて県民・事業者の皆さまにお願いでございます。これは何度もお願いをさせていただいておりますけれども、県民の皆さまには、発熱の症状があるなど体調の悪い方については、外出を自粛お願いをいたします。もちろん医療機関での受診は除きます。また、夜の繁華街に限らず、感染症対策が十分に取られていないお店・施設についての利用は避けてください。また、先ほど大規模イベントの際に申し上げましたけれども、国および県の接触確認アプリの活用・導入をぜひお願いいたします。 事業者の皆さまには、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言」および業界のガイドラインを活用し、感染症対策を徹底していただくようお願いいたします。また、企業の研修施設等でクラスターも発生いたしました。仕事についても工夫をしていただき、テレワークの実施や時差出勤、テレビ会議、ウェブ研修などについて、できるだけのご協力をお願いいたします。