iPhoneは「2年でダメになる」と聞きました。Appleは「3年」と言っているけど……どっちが正しい?
iPhoneの買い替えるタイミングについて、2年や3年など諸説あります。Appleは3年を提唱しているといううわさもありますが、一体どれが正しいのか、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。 【図解】iPhoneのバッテリー寿命を縮める! やってはいけないNG行為4選 (今回の質問) iPhoneは2年でダメになると聞きました。Appleは3年と言っているけど、どちらが正しい? (回答) まずはiPhoneの利用状況や充電器・充電ケーブルなどのアクセサリの性能・仕様について確認をしましょう。動作が遅いと感じたときには、手軽で効果的な対処法として「iPhoneの再起動」が有効です。慢性的に遅い場合は使用しているアクセサリの仕様、あるいはバッテリー自体の劣化を疑ってもよいかもしれません。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆Appleは3年を推奨……「2年でダメになる」の真相は?
iPhoneが「2年でダメになる」と言われる理由には、いくつかの背景が考えられます。 まず、キャリアの分割支払い契約期間が2年で設定されていること。これにより、2年後に買い替えるのが一般的と認識されやすい点が挙げられます(※現在は月単位または年単位で保証期間を延長することも可能)。 また、Appleが提供しているオプションサービス「AppleCare+」の保証期間が24カ月で設定されている点も、理由として考えられます。保証期間が切れると、修理やバッテリー交換に高額な費用がかかるようになるため、それなら新しい機種に切り替えたほうがいいと判断する考え方です。 あるいはiPhoneのバッテリー寿命が約500回の充放電サイクルを目安に性能が劣化するため、1日1回充電すると2年ほどで充電持ちが悪くなるという事実も影響しています。 一方、Appleは公式Webサイトにて「最初の所有者を基準にした使用年数について、macOSまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOS、iPadOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年とするモデルを採用しています」と説明しています。 しかしこの文に続いて「ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも長く、多くの場合最初の所有者から別のユーザーに譲渡または転売されるか、Appleによって回収されます」とも語っているため、実際には3年以上使い続けているユーザーが多いのだと考えられます。 かくいう筆者も、現在所持しているiPhone 12 Pro Maxを購入したのは2020年11月。既に4年を経過しましたが、いまだに現役で使い続けています。 iPhoneを買い替えるタイミングは、上記に挙げた年数はあくまで目安としつつも、所持しているiPhoneの状態を見極めて判断するのが大切だといえるでしょう。