あなたは「何活」してますか?ラン活、ソロ活、マネ活…続々登場の背景は?
「活」がつく言葉というと、まず思い浮かぶのは就活や婚活、終活あたりでしょうか。このうち、婚活は晩婚化や女性の社会進出などが、終活は少子高齢化が関係しているといわれています。そう考えると、「~活」という言葉は、時代ごとの社会やライフスタイルの変化を反映しているといえそうです。今回は、現在よく使われている「~活」を一部ご紹介します。 【写真】「~活」は他にも!あなたはどれだけ知ってる? * * * * * * * ◆趣味にまつわる「~活」 〈ソロ活〉1人の時間を楽しむことを「ソロ活」といいます。1人で外食したり、旅行したりするのがその一例です。 最近では年齢・性別を問わずソロ活に挑戦する人が増えていて、そうした人向けの指南書も多く販売されています。 女性のソロ活に注目したエッセイ本『ソロ活女子のススメ』もその1つです。こちらの作品はテレ東でドラマ化もされていて、今年4月から6月にかけてはシーズン4が放送されました。 ソロ活が流行した背景には、SNSの普及が関係しているとされています。 昔と違い、今は直接人と会わなくても、SNSで手軽に近況を報告しあえる時代です。そのため、1人で行動することに寂しさを感じにくくなってきているといえます。 また、「ソロ活自体がいい話題になるから」という理由で積極的にソロ活を行い、その様子を投稿する人もいるようです。 〈推し活〉自分の好きなアイドルやキャラクターなど(=推し)を応援したり、愛でたりする活動のことをいいます。例えば、「ライブや握手会に参加する」「グッズを買う・身につける」などです。 推し活のメリットは大きく、活動する中で同好の士と出会えたり、日々の暮らしにハリが出たりすることもあるといいます。 最近では若者だけでなく、シニアの間でも推し活が人気です。若者と同様に最近のアイドルやキャラクターを推す人もいれば、昭和の人気俳優や演歌歌手などを推す人もいます。
◆お金にまつわる「~活」 〈ポイ活〉「ポイント活動」の略です。買い物などでポイントを貯めたり、貯めたポイントを使って安く買い物したりします。 ポイ活自体は比較的以前から存在していましたが、デジタル化が進み、誰でも手軽にポイントを集めやすくなったことで、より多くの人に広まりました。また、最近の物価高により、少しでも安く買い物ができる手段としても関心を集めています。 〈マネ活〉「マネー活動」の略で、預貯金を増やしたり、投資したりして、将来に向けて金銭的な備えをしておくことを指します。 マネ活が注目されているのは、物価高や少子高齢化などにより、将来や老後に不安を感じる人が増えているためです。 最近では若年層の間でも、株式投資や投資信託に挑戦する人が増加傾向にあります。投資は専門知識が必要となるため、気軽には手を出しづらい分野ですが、それを凌駕するほどのメリットを感じる人が多いようです。
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