【福岡県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選 幻想的な美 ライトアップされた筑後川昇開橋の姿
◆つづら棚田
日本の棚田百選の1つであるつづら棚田は、山あいの斜面を利用して約7ヘクタールの土地に造られた広大な棚田。 精巧かつ丁寧に石が積まれた約300枚の棚田が階段状に広がり、周りを囲む山林の緑や青空と見事に調和した、匂い立つような美しい田園風景を描き出す。 夏の太陽を浴びて、生き生きとした青い稲が風に揺れる姿は、まさに日本の原風景だ。 つづら棚田(つづらたなだ) 所在地 うきは市浮羽町新川
◆立石山
糸島半島の突端に位置する立石山は、標高210メートルの低山ながら、山頂付近からは素晴らしい景色が望める絶景スポット。 登山口から山頂までは60分ほどで登れるので、ハイキング気分で気軽に登山を楽しめる。 山頂からは、透明度の高い海と白い砂浜が美しい芥屋(けや)海岸、そして日本三大玄武岩洞の芥屋の大門(けやのおおと)など、心奪われるパノラマの景観が楽しめる。 夏は輝くような太陽と抜けるような青空が海に映り、よりいっそう美しく見えるその光景は、登頂した人だけが見られる最高のご褒美! 立石山(たていしやま) 所在地 糸島市志摩芥屋
◆平尾台 千仏鍾乳洞
千仏鍾乳洞は、日本の代表的なカルスト台地「平尾台」の地下にあり、国の天然記念物に指定されたトンネル状の鍾乳洞。 幾千万年の年月にわたりカルスト台地の雨水によってつくられたもので、洞内には鍾乳石や石筍、石柱などさまざまな名所が点在する。 平尾台は日本三大カルストの1つで、石灰岩が青々とした草原に散在する様子はまるで羊の群れのよう。その平尾台の地底には200を超える鍾乳洞があるといわれ、そのうちの1つである千仏鍾乳洞は国の天然記念物だ。 洞内は年間を通して気温16度、水温14度と夏でも涼しいので、ケイビング体験は最高! 平尾台 千仏鍾乳洞(ひらおだい せんぶつしょうにゅうどう) 所在地 北九州市小倉南区平尾台
◆女山史跡森林公園の竹林
神宿る竹林は、女山史跡森林公園にある美しい竹藪。この地には、いにしえより邪馬台国の女王卑弥呼の伝説があり、古代山城跡といわれる女山神籠石が卑弥呼の居住地だったとの説もある。 少し登った先にある古代のやぐらをイメージした展望台は、筑後平野や有明海などを一望する見晴らしのよさが評判だ。 九州オルレ「みやま・清水山コース」沿いにあり、 「神宿る竹林」の名のとおり、訪れる人を圧倒する神々しさがある。 笹の隙間から漏れるやわらかな光や、風でわさわさと揺れる竹の音色が心地よく、夏の暑さを忘れさせてくれる涼やかな空間だ。 女山史跡森林公園の竹林(ぞやましせきしんりんこうえんのちくりん) 所在地 みやま市瀬高町大草