秋の3連休、車のSOS相次ぐ……「まさか止まるとは」 JAFに密着 エンジンかからなかった“意外なワケ”『every.気になる!』
■エンジンかからず…困り果てた夫婦
埼玉・日高市にある、直売所などが人気の観光スポット「サイボクハム」からも依頼が入りました。エンジンがかからず困り果てていたのは、栃木県から来た夫婦です。夫(60代)は「参りました…。こんなことは初めて」と話します。 JAF隊員 「簡単な点検では、特に問題なさそうでした。試しに、座ってエンジンかけてみてもいいですか?」 「これでかかったらどうしよう」と言う夫。隊員が乗り込んで試すと、エンジンは始動しました。 妻(50代)は「かかってる! かかってる!」と驚いた様子で、夫も「何がいけなかったの?」と首をかしげます。2人とも思わず、「すみませんでした!」と口をそろえました。 エンジンが始動しなかった原因は、スマートキーをバッグに入れていて、電波が車に届かなかった可能性が考えられるといいます。妻は「よかったです」と胸をなで下ろしました。夫婦は1時間ほどタイムロスしましたが、次の観光スポットへと車を走らせていきました。
■PAで足止め…電気自動車の「不運」
不運に見舞われた人からの依頼もありました。 「電気自動車の『電欠』で、ガソリン車でいうと燃料切れの状態」とJAFの隊員は言います。電気自動車が足止めされていたのは、高速道路のパーキングエリア。そこで待っていたのは、神奈川県から栃木県に向かう途中の女性でした。 目の前には充電スタンドがありますが、まさかの故障中で利用できませんでした。依頼した会社員の女性(20代)は「(電池の残量は)16%。この先渋滞しているみたいだったので。ギリギリになって高速道路上で止まったら大迷惑になっちゃうので…」と言います。 道路状況も見据え、近くの充電スタンドまでの移動を依頼しました。ただ、災難はこれだけではありませんでした。
■引っ越しの道中…荷物はどうなる?
「引っ越しで栃木県まで向かう途中でした。11時に待ち合わせなので、おそらく間に合わないので…」と気をもむ女性。JAFの隊員がレッカー作業を進めている間も、引っ越し業者と電話でやり取りしていました。 女性 「(引っ越し業者に)12時くらいまでかかると言ったので。それ以降、大幅に遅れるとダメだって言われました」 これ以上足止めされると、引っ越しの荷物を受け取れない可能性がありました。そんな中、作業開始から約20分のタイミングで、隊員から「準備できましたので、レッカー車の助手席までお願いします」と声をかけられました。 高速道路を降りて、車を充電できるスポットへ向かいます。到着するとさっそくケーブルをつなぎました。女性は「よかった。(充電)できました」。予定より遅れたものの、引っ越しの荷物は無事受け取ることができたということです。 (9月18日『news every.』より)