愛知県・大村知事が臨時会見2月1日(全文2完)まさに民主主義を破壊する行為
愛知県の大村秀章知事は1日午後、臨時の記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「愛知県・大村知事が臨時会見 コロナ対応やリコール不正問題など(2021年2月1日)」に対応しております。 【動画】愛知県・大村知事が臨時会見 コロナ対応やリコール不正問題など(2021年2月1日) ◇ ◇
県選管が署名不正を発表。所感を聞きたい
中日新聞:中日新聞の浅井です。新型コロナと別の話になりますが、先ほど県選管のほうから知事に対するリコールの署名について8割以上が有効ではないという発表がありましたが、午前中もお伺いしましたが、あらためて所感などを教えてください。 大村:愛知県選挙管理委員会、事務局のほうから、今日午前中に選管の委員会の会合を行って、そして年末から調査を実施してきた64団体、市区町村のこの状況を報告したということで私のところにも資料が来ておりまして、拝見をしたところでございます。全部で36万2000を超える無効、割合が8割をはるかに超えて83.2%。名古屋市83.1%、名古屋市以外の市が83.21%、町村が83.85%ということでありますから、極めて数値が、なんと言いますか、統一が取れてるといいますか、均一と言っていいんでしょうか、奇妙な一致を見ているというふうに思わざるを得ません。 その上で、この83.2%の無効の署名のうち、同一人により書かれたと思われるもの、同一筆跡が約9割、90%。そして選挙人名簿に登録されていない方、そもそもそこにいないという方が48%。そして選挙人名簿に登録されていない受任者によるものが24%。そもそもそんな受任者はいなかったということでありますから。そういう結果が報告をされたというふうに聞いております。その上で、この直接請求制度の課題、問題点をしっかりと整理をしていくということを、報告といいますか、そういったことをこの記者クラブに発表した資料を私も拝見させていただきました。 これを拝見して、率直に言って驚愕をしております。驚くべきことだというふうに思っております。署名と称するものの83.2%が有効でない、無効だと。そして県内のほぼほぼ全市町村が83%といいますか、名古屋市が83.1%、名古屋市以外の市が83.21%。もう数値が県内、全市区町村でほぼ並んでいる。これは偶然の一致とは思えないことだというふうに思います。そして同一人による筆跡が90%。選挙人名簿に登録していないのが48%。選挙人名簿にない受任者が24%。驚くべきこと、驚愕すべきことだというふうに思っております。 私はこれについて午前中も申し上げましたが、日本の民主主義制度、世界どこもそうでありますが、民主主義というのは国民、有権者による直接投票による選挙によって代表を選び、この国、地方自治体を運営していくという制度であります。ということでありますから、この有権者の直接投票における選挙と、そして日本の場合は地方自治体の首長、議員、そして条例の制定、改廃請求については、この有権者による署名に基づいての直接請求という制度が認められております。