愛知県・大村知事が臨時会見2月1日(全文2完)まさに民主主義を破壊する行為
米議会襲撃事件とシンクロしていると思わざるをえない
大村:なお、私からさらに申し上げますと、私の感想めいたことを申し上げますと、年明けの1月にアメリカで連邦議会を襲撃するという大変なゆゆしき事態が起きました。このアメリカで起こった議会襲撃事件と、私はシンクロしているというふうに思わざるを得ません。まさに民主主義を破壊する行為だと、民主主義への重大な挑戦だというふうに思います。 そういう中で、1月11日にアーノルド・シュワルツェネッガーさんがネットでスピーチを出されております。拝見しました。感動しました。アメリカの民主主義を守らなきゃいけないという切々たるスピーチで、本当に感動いたしました。ほんの1年ぐらいですけどもシュワルツネッガーさんはカリフォルニア州の知事さんを、ガバナーをやられて、2011年までやられていましたからちょうど私ともほぼ1年近く同じ知事としてかぶったこともありますけども、アメリカの民主主義を守るんだという切々たるスピーチでありました。 最後にこういうふうに結んでおります。申し上げます。私たちの民主主義は、戦争・不正・暴動にさらされました。今回の襲撃事件で失われかねないことが何かを知ったため、私たちの民主主義が強くなります。このようなことが二度と繰り返されないよう、もちろん改善が必要です。度を超えた事態を引き起こした人たちの説明責任を追及しなければなりません。そして民主主義を第一に考えなければなりません。そして憲法、国の体制を覆せると思った人々は知るべきだ。あなたは決して勝てないということ。最後、締めくくりにバイデン大統領を支えると言われながら、今日もあしたもこの先ずっと支えますと。私たちの民主主義を脅かす人たちからそれを守るために、と結んでおります。まさにそのとおりだと思います。
県内全市町村で無効率がほぼ一致
私はアメリカの事件と今回のこの事件というのか事案というのかあれですけれども、確かに対応は違うかもしれませんけど、民主主義への脅威、民主主義を破壊する行為だということについては同じだと思います。民主主義への重大な挑戦だというふうに思います。これを、二度とこういったことが起こされないためにも、徹底的な事実関係の解明が必要だというふうに思います。速やかにこの事実関係を明らかにしていただく。独自の行政委員会である県選管はもちろんでありますが、この関係者の皆さまにも、この事実関係を速やかに明らかにしていただくように強く求めたいというふうに思っております。その責任があると思います。 これは法律に基づいた行為でありますから、法律・ルールを守っていく。当然のことだと思います。それが守られていなかった。守られなかった。83.2%もの署名が有効ではなかった、無効であった、違っていた。それも同一筆跡が9割。名簿にいないのが48%。愛知県内全域の、名古屋市も、市もほぼ八十三点何%で、この無効の率が一致している。恐ろしいことだと思います。速やかに1日も早く、県選管はもちろんですが、関係する全ての人の手によってこの事実関係が解明されること、明らかにされることを強く望みたいというふうに思っております。まずは事実解明だというふうに思います。以上です。