大阪市・松井市長が定例会見10月22日(全文5完)改善幅は東京、神奈川より大きい
枠組みを逸脱する区長が出ないようにする仕組みは?
読売テレビ:読売テレビの【オガワ 01:37:04】です。先ほどの都構想の防災関連なんですけれども、代表が今の避難行動計画などを引き継ぐと。という話を力強くおっしゃったので、いいなと思ったんですけれども、移行期間中に特別区同士で連携できるように想定するというのは、制度としてどういうふうに担保するのかなと思って、枠組みを逸脱するような変な区長がもし仮に出ないように担保できる仕組みとか制度ってあるんですか。 松井:これは連携協約とか、そういう形で特別区移行時に特別区長に大阪市長として引き継ぐということです。法律、特別区設置法の中に、特別区が出来上がるまでの間は、現市の市長がそれを代行してさまざまな事務を執り行うと、そういうふうに法的に書かれてますから、その法律の範囲内で市長としてそういう形をつくっていくということです。 読売テレビ:というと、特別区同士で移行前に協定を結ぶというイメージではなくて、移行したあとに特別区同士で協定を結ぶという。 松井:そこ、ちょっと事務的な作業については、テクニックのところは事務方に聞いてよ。あくまでも特別区、できるまでの話なんだから。僕がね、市長として。特別区できたあと、50日以内に選挙が行われて、特別区長と議員が誕生するわけですよ。その最初のときに僕が特別区の前の首長として、市長として、こういう契約を特別区同士やることを決めましたよと。あとは特別区がやっぱり1つの自治体なんだから、民主主義の中で引き継ぐか引き継がないか各区長の判断になります。 でもさっきから言うように、そのような災害の連携協約とか、幼稚園の連携協約とか、引き継がないという人はないでしょと、常識で考えて。そういうことです。 読売テレビ:確実には、だから担保できない。引き継ぎたいけれども、引き継げるかどうかというのは、【***01:39:54】同士の話し合いになる。 松井:うん。それはどんな自治体でも一緒でしょ、首長代われば。今、僕が大阪市長でいろいろやってるけど、次の市長が僕のやってる大阪市のサービス、そのまま引き継ぎますかね。違う人で。それは選挙ってそういうことなんですよ。それは確実には、またそういう、なんて言うかな、印象操作やってるけど、確実なんてあるの? 選挙通じて。これだけは絶対守られますなんて。なら、なんのための選挙よ。それがまさに民主主義なの。選挙で公約に掲げてそれをやるわけだから。選挙があるということは、ずっとサービスが続くということではありません。これは制度が変わるとかと関係ありません。