名古屋城の木造再建「本質的な部分は変更しない」名古屋・河村市長会見12月5日(全文2)
限りなくエレベーターに近い印象を受けるが
記者:朝日新聞の山下と申します。関連なんですけれども、今、話が進んでいる昇降装置っていうのが、これは市長、以前エレベーターは設置しないというふうにおっしゃっていたかと思うんですけど、限りなくエレベーターに近いような印象を受けるんですけども、その点についてはどのようにお考えですか。 河村:いや、そうですよ。なんか昇降機であってエレベーターではにゃあと言っとる人もいますけど、本当か、それ、いって。問題は受け取るほうの認識ですから。だで、エレベーターと言われようが、エレベーターを付けないというんだけど、今言った、妥協言うと怒られるか分からんけど、一定の、法律的に言うと合理的配慮と言うんですけど、合理的配慮をせないかんので、1、2階までだったら合理的配慮と十分言えるのではないかと、そんな感じですね。 記者:当時私もいなかったんで分かんないんですけど、かなりそれで、巡って議論になって、【*******00:38:56】ちょっと遅れたみたいなんですけど、そのことについて、今、あらためてご所感はいかがですか。 河村:いや、だから本当に、先ほど言いましたけど、車椅子そのものの技術革新によって、エレベーターじゃなくて、昇降機じゃなくて、上がれるものができりゃ、応募があったらよかったなと思っとって、その方とは具体的に相談してましたから。ちょっと名前は言えませんけど。民間の業者の方ですけど。だで、そこのところは残念というか、ですけど、5年、10年たてば出てくるんじゃないですか。
日弁連は最上階までの設置を要望しているが
需要がものすごいあるから、普通のうちでも。普通のうちで、2階までじいちゃん、ばあちゃんたちが上がっていくと。これですね。車椅子使って、自動で、そういう技術ができてくると思うので。少なくともそれまではというか。本物性を毀損しちゃいけませんよ、やっぱり。その権限はないと、今の僕たちには。国宝1号であった名古屋、せっかく図面があるんですから、なんのために図面残してくれたんですか、先人は。あんな詳細な。と思うんだけどね、僕は。 記者:あと、もう1ついいでしょうか。 河村:はい。 記者:今年の10月に日弁連が。 河村:うん? 記者:日本弁護士連合会が市長宛てに、最上階までのエレベーターの設置する要望書という内容の要望書を出してらっしゃると思うんですけれども、それについては、1、2階までということで、どのようにお答え、そういったことに、社会的に【***00:40:41】。 河村:その要望書を見てないですけどね、わし、それ、まず。まず見てないですけど。「トリエンナーレ」でも僕のことを批判したなんか、どこ、日本弁護士会? それ。愛知弁護士会? どっち。 記者:日本の弁護士会。 河村:日本弁護士会ですか。出されとる。こっちの意見何も聞かずに、よう勝手にやらせるなと思いますけど、私は。それより文化的遺産を残すべき努めというのは、あれは何に書いてあったかな。いわゆるコンメンタールですね、そういう条文の。人類のと書いてあったかどうか知りませんけど、義務だと書いてありますよ。よく、付けない方の論理とすると、某、あんまり言うといかんけど、中日新聞の、今の方じゃないですけど、前の方の社説に書いてありました。エレベーター付けろ。その論理はどういうことかいうと、河村のばかがとは書いてませんが、河村が国宝1号のお城で、うにゃうにゃありまして、だで木造復元するということを言っとると。しかしその国宝1号のお城は燃えたじゃないかと書いてあります。燃えてなくなったんだと。だから今度造るのは新築建造物だと書いてあります。俺のあれには載ってますから、Twitterには。載せときましたから。中日新聞の社説です。 だから新築だったらコンクリートで造って、エレベーターを造れという議論ですわ。その意見に立っとる方も、それは日弁連かどうかは知りませんけど、あるんじゃないの? そしたら、今になったら、俺、言いたいけど、ほんなら沖縄の首里城の前へ行って、どうぞその議論を展開してくださいと。燃えましたから、あれは。戦後2回目の木造ですけど。燃えたと。新築建物だと。だからコンクリートで造ってエレベーター付けようと。