名古屋城の木造再建「本質的な部分は変更しない」名古屋・河村市長会見12月5日(全文2)
名古屋市の河村たかし市長は5日午前、定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「 名古屋・河村たかし市長が定例会見(2022年12月5日)」に対応しております。 【動画】 名古屋・河村たかし市長が定例会見(2022年12月5日) ◇ ◇
1階、2階のところで取りあえずはお願いしたい
河村:だで、出てきた中ではああいう格好で上がっていくということですけど、天守の本質的部分っていうんですか、については、やっぱり400年前というか、実は宝暦改修と、千七百何年だったかな、ときのを復元しますけど、その姿にすると。だから1階、2階のところで取りあえずはお願いしたいということですわね、僕の気持ちは、それは。 なら、某人が、河村さんも年食ったら上へ上がってくのにエレベーター、昇降機が要るんでねえかいう人がありましたけど、あのね、いって、私はそれまで、あと何年か知りませんけど、生きれるのは。そういう技術が、程なくとまではいかんけど、まだちょっと掛かるか分からんけど、車椅子で上へ上がってくる技術ができりゃそれは、それもそれで技術開発というか、進めていこうと、名古屋市は。だけどそれができないうちは、私自身は、本質部分を破壊してまで、後世の人に迷惑掛けてまでですね。 人間の、なんで人間は文化財残すんだいって書いたものがありますけど、義務だって書いてありますね、人間の。義務だって書いてありますわ。例えば法隆寺だって残ってるわけでしょう。五重塔、危ないで、みんなコンクリートにしてまえいう議論はないわけでしょう、これは。
本質的な部分の変更は人類の義務に反する
そういう人間の、自分らの先輩がつくってきたそういう遺産といいますけど、そういうものをとにかく次の時代へ引き継いでいく、僕は、人類の義務を引っ繰り返すつもりはありませんよいって、何を言っとんですかと言ったりましたけど、本当に。 という話でございますので。本質的部分、歴史的事実を再現するという本質的な部分については、変更はしません、これは。そんなことやっとったら本当恥ずかしいというか、僕は人類の義務に反すると思いますね、今を生きる人間として。じゃあ、よく言われますけど、熊野古道にエスカレーター付けてくれ言ったらどうなるのいって。という話になるんです。ただ、いろんな技術を開発するということで、まだちょっとできんかったみたいだね、今の段階で。車椅子でエレベーター。そういうやつじゃなくて、車椅子自体の技術開発によって上へ上がっていくというのは。それでも僕はあと5年、10年もありゃ、まずできると思いますがね、私は。という気持ちですので。 国宝1号であったお城が、一番上の5階は、あれ、昔は畳敷きだったんですね。竹中さんが作ったあれを、デジタルのあれ見りゃ分かります。ああいうふうだったんですね。国宝1号、何遍も言いますけど、日本の国宝1号のお城は姫路城じゃないですから、名古屋城ですから。その本質的部分をずっと、1000年先の子供たちに引き継いでいくという気持ちは変わっておりません。 記者:ほかにありますでしょうか。