運が悪い人ほど口にしている「3つのNGな言葉」
何気なく口にしている言葉が、あなたの運気に影響しているかもしれません。言葉の持つエネルギーをうまく利用して、幸運を引き寄せる幸せ体質になりましょう。『PHPスペシャル』2024年11月号より、井上裕之さんのお話を紹介します。(取材・文:洪愛舜) 【心が軽くなる言葉】人間関係が良くなる8か条 ※本稿は、『PHPスペシャル』2024年11月号より内容を抜粋・編集したものです。
ネガティブな言葉は、良くない物事を引き寄せる
言葉にはエネルギーがあります。「言霊」という言葉があるように、日本では古来より、そう考えられてきました。言葉が持つエネルギーにはプラスとマイナスがあり、マイナスのエネルギーを持つネガティブな言葉を使うと、良くない物事が引き寄せられます。反対に、プラスのエネルギーを持つポジティブな言葉を口ぐせにすれば、いいことが引き寄せられて、運も良くなっていくのです。
前向きな口ぐせで行動が変わる
言葉を口にすると、人はその言葉通りに状況を変化させようとします。たとえば「楽しいね」という言葉を発すると、言葉と行動を一致させるために、無意識のうちにその状況を楽しもうとするのです。 つまり、ポジティブな言葉を口ぐせにすると、その言葉通りポジティブな出来事を引き寄せる行動ができるようになります。 人の「くせ」は、過去の体験をベースとした潜在意識に影響されることが多いです。たとえば、いつも悪口や批判、愚痴ばかり言う人が身近にいると、その言葉が無意識のうちに自分の潜在意識に入り込んでしまいます。そのせいで、自分までネガティブな言葉が口ぐせになってしまっているかもしれません。 しかし、そうなっていたとしても、意識的にポジティブな言葉を使うことはできます。いきなり行動を変えるのは難しいですが、言葉はすぐにでも変えることができるのではないでしょうか。今日からぜひ、良い口ぐせを実践してみてください。
運が悪くなる! 3つのNG口ぐせ
まずは、運が悪くなる口ぐせを紹介します。この言葉を普段使っているなら、意識して控えましょう。 1. 自分を否定する言葉 例:「私なんてダメだから」 もっともNGな口ぐせは、自分を否定する言葉です。自己否定の言葉が口ぐせになっている人は、他者から否定された過去があるのかもしれません。そこで、「私なんか」と口にしそうになったら、「どうしてそう思うんだろう?」と、自分を否定してしまうきっかけとなった出来事を振り返ってみましょう。 うまくいかなかったり、失敗したりして他者から否定されたとしても、その経験によって得られたものもあったはずです。落ち込んだときの経験をポジティブに捉え直して、自己否定の言葉を減らしましょう。 2. 相手を否定する言葉 例:「でも......」 会話の一言目に、相手を否定する言葉を使っていませんか? 相手に言葉を返すときに「でも」「いや」「そうじゃなくて」など否定する言葉を使うと、相手はあなたに対して不快感を覚えます。 人は無意識のうちに、自分を心地よくしてくれる人を好ましく思うものです。一緒にいて不快になる人と過ごしたい人は少ないので、相手を否定する言葉を頻繁に使っていると、あなたの周りから人が去っていってしまうでしょう。運は、人が運んできます。人が集まれば運気は上がり、人が去ると運気は下がっていくのです。 3. 未来を否定する言葉 例:「どうせできない」 「できない」「無理」「失敗する」など、やる前からくじけているような言葉も、運気を下げるNG口ぐせです。人の脳は、興味や関心を持っている分野の情報を集めるようにできています。未来を否定していると、無意識のうちに失敗する未来に向かうための情報ばかり収集してしまうのです。 反対に、「うまくいく」「できる」「成功する」と思って言葉にしていれば、成功を手に入れるための情報が集まってくるでしょう。未来のことはわからないはずなのに、わざわざ否定する言葉を使うと、悪い未来を引き寄せてしまいます。