iPhoneを寝ている間に充電しても大丈夫? 過充電になってしまうのが心配です【専門家が解説】
「寝るときにiPhoneを充電したままにすると、過充電の状態になってしまうのではないか」と危惧される人も多いかと思います。夜中に充電すると過充電になるのか、「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。 【図解】iPhoneのバッテリー寿命を縮める! やってはいけないNG行為4選 (今回の質問) iPhoneを夜中に充電しても大丈夫? 過充電のリスクは? (回答) iPhoneで使用されているリチウムイオンバッテリーは、バッテリーが100%の状態で充電を維持する、いわゆる「過充電」が良くないとされていますが、iPhoneには「バッテリー充電の最適化」という機能があり、過充電にならないように配慮された設計となっています。 どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆「バッテリーの最適化」の設定方法
リチウムイオンバッテリーは、バッテリー残量が100%の状態でさらに充電を続けてしまうと「満充電」での保管となり、バッテリーの最大容量を減らす(ヘタらせる)原因となってしまいます。 しかしこれを防ぐために、iPhoneには「バッテリー充電の最適化」という機能があります。 「設定」アプリを開き、「バッテリー」→「バッテリーの状態」と進むと、「バッテリーの最適化」という項目がありますので、これをオンにします。
◆バッテリーの最適化の仕組み
「バッテリーの最適化」をオンにすると、iPhoneがフル充電された状態の時間が短くなるように、充電スピードを調整してくれるようになります。 就寝時にiPhoneを充電ケーブルに繋いでおくと、iPhoneの充電が80%に到達した時点で充電がいったんストップに。そして、ユーザーが起床する時間でちょうど100%になるタイミングで、再度充電が開始されるようになります。 図で表すと以下のようなイメージになります。なぜユーザーの起床のタイミングが分かるのか。これはiPhoneの機械学習機能によるもので、毎日の充電の傾向を把握しているためです。 そのため、日中の充電では、上記の「バッテリーの最適化」は機能せず、通常通りiPhoneを100%まで充電してくれます。