H3ロケット、1か月間隔で発射可能に…「宇宙ビジネス」拡大へ衛星組み立て棟や燃料貯蔵タンク拡充
発射数が増えれば1回あたりの価格は下がり、国際競争力の向上につながる。今年、業界最大手の米スペースXの打ち上げ成功は100回を超えたが、日本は基幹ロケットのH3とH2Aの計5回にとどまる。
ロケット開発を巡っては、東京の新興企業スペースワンが18日、小型ロケット「カイロス」2号機の打ち上げに失敗した。政府は民間も含め年間30機の打ち上げを目標にするが、官民で増やさないと達成は難しい。
◆H3=H2Aロケットの後継機として、JAXAと三菱重工業が共同開発した国の大型基幹ロケットの一つ。今年2月に初めて打ち上げに成功した。