藤原奏哉が後半ATに同点弾!新潟、劇的展開で柏との残留争い直接対決でドローに持ち込む
明治安田J1リーグは9日に第36節が行われ、柏レイソルとアルビレックス新潟が対戦した。 【動画】細谷真大が先制弾も…藤原奏哉が劇的同点ボレー! この試合を含めていよいよ残り3試合となった今季のJ1リーグ。柏は35試合消化時点で勝ち点39を稼ぎ17位、新潟は勝ち点40で16位と、両者残留圏内につけてはいるが降格圏の18位ジュビロ磐田(勝ち点35)との差を考慮すれば、絶対に負けられない残留争いの大一番を迎えている。 試合序盤はホームの柏が圧力を高め、マテウス・サヴィオやジエゴらがビッグチャンスを作る。一方の新潟も18分に長谷川元希のミドルシュートなど、15分前後からテンポを上げて相手陣内に侵入する機会を増やしていく。しかし、両チームともに決め手を欠いてゴールにはなかなか近づけない。良い形は見られたが決定的なシュートは少なく、前半はスコアレスで折り返す。 後半序盤も両チームともに積極的な入りを見せる中、柏は60分に熊澤和希と山田雄士を投入。先制点を目指す。一方の新潟は左サイドを起点にチャンスを作り、ダニーロ・ゴメスが際どいシュートを放った。そして67分、小見洋太と長倉幹樹を投入。ルヴァンカップで大活躍した2人のアタッカーをピッチに送り、勝負に出る。 すると74分、ついに試合が動く。左CKから手塚康平が鋭いボールを送ると、最後は細谷真大。ヘッドで叩き込み、今季自身6ゴール目を奪った。ホームチームが大きなリードを奪う。柏は83分、大仕事を果たした細谷真大、白井永地を下げ、垣田裕暉と土屋巧を投入。フレッシュな選手をピッチに送り出した。 苦しくなった新潟は88分、小見洋太のシュートがポストに直撃。それでも後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。新潟は左サイドから仕掛けると、最後は藤原奏哉がボレーを突き刺す。終了間際の劇的同点弾で、試合は1-1のドロー決着に終わっている。 この結果、柏は勝ち点40で17位、新潟は同41で16位のままとなった。なお、今節に湘南ベルマーレと1-1のドローに終わった19位・北海道コンサドーレ札幌は勝ち点34に。残留のため、残り2試合は勝利が絶対条件かつ他チームの結果次第となっている。