【中食市場2023】米飯メニューやローストビーフが好調
2023年の中食市場は、原材料価格の高騰に加え、為替の円安、エネルギーコストの上昇により、値上げが本格化することになりそうだ。2022年の上期は、コロナ禍での行動制限がなくなり、外出機会が増えたものの、内食需要の底堅さに支えられて平均売上げは前年比2~3%増で推移。また、外食の値上げ時期が早かった分だけ惣菜に流れた恩恵もある。ただ、昨夏以降は、急激な為替変動と、ウクライナ問題などを背景にエネルギーコストが上昇して後半になるほど、デリカ工場の光熱費が収益を圧迫する状態がボディブローのように効いている。2023年は、賞味期限DAYゼロが基本であるがために、ある程度のロスが避けられない惣菜の徹底したサステナビリティ実践と値上げは避けて通れないだろう。
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日本食糧新聞社