「ガキは置いてけ!」地元に帰って元ヤンと結婚した40代看護師が地獄から恐怖を逃れるまで
花屋の女性と堂々と…
そんな車から出てきたのは、細く小柄で胸が大きい若い女性です。女性はこの寒いのにショートパンツ姿で、モコモコしたフェイクファーの上着を羽織っています。夫は家の前で女性とキスをして、大きな手で小さな尻を触りながら家に入って行きました。いくら由紀代さんが不在とはいえ、狭い地元で見られることを心配しないのかと不安になります。きっと見られても平気なのでしょう。 夫と女性は20時に出てきて、夫が軽自動車で隣町の女性のアパートまで送ります。信号待ちの間もキスをしていました。女性がアパートに入ることを見届けてから、夫は自分の実家に帰っていました。会社の本社に併設している大きな家で、ここには夫の妹夫婦と子供たちも住んでいるとのこと。 翌朝7時に出てきた夫は、軽自動車で女性のアパートに迎えに行き、花屋さんまで送り届けてから自分も出勤。かつて夫が由紀代さんにそうしたように、関係を持ったばかりの女性には、きめ細かに面倒を見ますが、ほとぼりが覚めると、雑に扱う性格なのかもしれません。 この日は、由紀代さんと息子が帰ってくる日ですが、夫は17時に会社を出ると、18時に生花店まで彼女を迎えに行き、さらに離れたところにあるラブホテルに入って行きます。夫は相当盛り上がっているようで、キスをしたり尻を触ったり忙しい。「昨日、オレの家は嫌だっていうから、我慢したんだよ。もう待てない」などと女性に甘えながら、最も高い部屋のボタンを押し、入って行きました。この様子を動画で抑えています。
「地元の弁護士は信じられない」
この証拠があれば、万全だろうと判断し、調査は終了。由紀代さんに報告すると「地元の弁護士は信じられないので、東京の友達にいい人を紹介してもらいました。絶対に離婚します」と話していました。 それから1ヵ月後、離婚が成立し、由紀代さん親子は東京で生活するように。最初にあったカウンセリング時とは別人のように晴々とした表情をしており、「やっぱり、私は地元に合いませんでした。故郷とは遠くにありて思うものですね」と苦笑い。 あれから、夫に離婚の意思を伝えると、「ガキは置いていけ!」と怒鳴ったそうです。そして、義両親も「その子は長男の息子で大切な跡取り。あなたが産んだからといって、あなただけの子供じゃないのよ」と息子に対して執着をします。 「話してもムダだと思い、離婚の意思を伝え続けたところ、私に対する罵詈雑言を浴びせてきました。“お前の家族がどうなってもいいのか”などもあり、闇バイトみたいですよね。録音データを弁護士のところに行きました。すると、“この音声の内容は恐喝であり暴力であり犯罪行為。離婚を優位に運ぶ要素となる”と言っていました」 そうなのです。私も、離婚を考えている人は、暴力を受けたら医師の診察を受け、暴言を吐かれたら、何でも録音しておくといいのです。また、弁護士選びも重要で、依頼人の希望に寄り添う人を選んだほうがいいです。