オジサンの大好物! ネオクラシックな90年代スポーツカーはいまでも大人気
1990年代は日本の名車が次々と誕生した時代でした。特にスポーツカーは80年代後半のバブル期に開発されただけあって、著しい性能向上と豪華さが特徴でした。とにかく華があった90年代のスポーツカーのうち、名車のいくつかを振り返りましょう。 「旧車は維持するの大変だからヤメとけ」オジサンに物申す!! 直すの含めて趣味なのですから「ほっとけよ」
■日本の最高出力自主規制はここから始まった:日産「フェアレディZ(Z32)」
S30が1969年に登場して以降、特に北米市場で人気のあったフェアレディZ。1989年に登場したZ32型はそれまでのロングノーズ&ショートデッキから路線を変更、ワイド&ローを強調した豪華なGTスポーツカーとして登場しました。Z32は、V6ツインターボのVG30DETTエンジンを搭載したモデルは日本で初めて最高出力280psを達成したモデルでもあり、ここからしばらくパワーの自主規制が始まったことでも有名になったモデルです。
■いまも世界中で愛される:トヨタ「スープラ(A80)」
そのフェアレディZの対抗馬として開発されたスープラ(当初はセリカXX)からは、1993年に登場したA80型スープラを取り上げましょう。こちらもZ32と同様に先代の直線基調のスタイルから一転、グラマラスな曲線を持つ、迫力あるスタイリングでした。
3.0L 直6ツインターボの2JZ型が搭載され、最高出力は280ps、最大トルクは44kgmを発生。トランスミッションには国産乗用車向けとして国内初となる6速MT(ゲトラグ社と共同開発)が採用され、電子制御式サブスロットル「ETCS」を搭載していました。 大径ブレーキローター・キャリパーや改良されたダブルウィッシュボーンサス、アクティブスポイラーや大型リアスポイラーなど走りにこだわった装備も満載で、いまも世界中のファンから高い支持を得ているほど、ファンにとっては魅力的なモデルでした。
■F1のノウハウが惜しげもなく投入された:ホンダ 「NSX(初代NA1)」
世界初の「オールアルミモノコックボディ」を採用し、1990年に登場したミッドシップスポーツカーである、ホンダ初代「NSX」。「世界最高峰の技術を投入したハイパフォーマンススポーツ」を開発目標としていたこともあり、ホンダのF1エンジン製作メーカーとしてのノウハウや、革新的な技術が積極的に投入されていました。