オジサンの大好物! ネオクラシックな90年代スポーツカーはいまでも大人気
3.0L V6エンジンは自然吸気でありながら最高出力280psを発生し、サスペンションのセッティングにアイルトン・セナや中島悟といったレジェンドドライバーが関わったことも話題となったモデルです。
■バブル期の三菱を象徴する一台:三菱「GTO」
1990年に登場した三菱の本格スポーツカーである「GTO」。スポーツカーの王道ともいえるワイドで優雅なフォルムをもち、迫力のある存在感と上質な佇まいが両立していたモデルでした。車両重量は1.7トンと重量級ですが、3.0L V6ツインターボとフルタイム4WDによるパワートレインで豪快な加速を味わうことができ、その走りもまたGTOの魅力でした。
■戦闘力の高さはピカイチ:スバル「インプレッサWRX」
1992年に初代モデルが登場したスバル「インプレッサ」。WRCに参戦するためのベース車両として開発されたインプレッサには、スポーツモデル「WRX」も設定され、全輪駆動(AWD)メカニズム、スバルの名機と言われるEJ20型水平対向4気筒ターボエンジンなど、ラリー競技で勝つためのメカニズムが満載で、ラリーシーンでも大活躍となりました。
実際の市販モデルも、野太いボクサーサウンドや安定したドライバビリティが魅力的で、スポーツカーとして大変扱いやすいのも特徴でした。
■これなしでピュアスポーツを語れない:マツダ「RX-7」
マツダを代表するロータリースポーツカーである「RX-7」。最後のモデルは、1991年デビューのFD型でした。柔らかな曲線のデザインで、ボディサイズはやや小さめ。運動性能を高めるためにショートホイールベース、ワイド&ローのフォルムを採用しており、まさにコンパクトなロータリーエンジンの特性を活かすため全方位でこだわった、究極のピュアスポーツカーでした。
■日本を代表するスポーツカー:日産「スカイラインGT-R(R32-34)」
そして90年代の日本のスポーツカーときいて欠かせないのが日産の「スカイラインGT-R」です。1989年、まさに当時の技術革新を象徴するかのようなモデル「スカイラインGT-R(R32)」が登場しました。2.6L 直6ツインターボのRB26DETTエンジンを搭載し、電子制御トルクスプリット4WDシステム「アテーサE-TS」、電子制御四輪操舵システム「スーパーHICAS」など、当時最新のメカニズムが搭載されていました。