私がゲイを公表して働く理由。セールスフォース社員「もう同じ思いはしてほしくない」
なぜ多様性が必要なのか?
セールスフォース・ジャパンでは、同性パートナーであっても結婚している男女の夫婦と同じ権利を保証しており、パートナーの親族の忌引きも申請できるほか、同性パートナーとの公正証書を作成する費用の補助もある。 またトランスジェンダーの社員のホルモン療法や、性別適合手術を受ける際の費用も400万円を上限に負担するなど、先進的な制度もある。 ただしセールフォース・ジャパンは「社員のプライバシーに関わる」として性的マイノリティを対象にした制度の具体的な利用実績については公表していない。 「全世界の従業員を対象にした社内調査では、LGBTQ+を始め、組織の包括性が高い営業チームは、そうではないチームに比べ業績が12%向上し、従業員のスキルも効果的に発揮できたというデータが出ています。 生産性に加えて人材獲得戦略の面でも、私達の組織に入りたいとおもってくれる人を増やせると感じています」(蓮見氏)
横山耕太郎