元F1王者フェルナンド・アロンソに加え、天才エイドリアン・ニューウェイを獲得したアストンマーティンのローレンス・ストロール会長と息子ランス(C)Aston Martin

アストンマーティンF1は、エイドリアン・ニューウェイを獲得する前、チームの株式の最大4分の1を売却する準備を進めていた。 火曜日にはF1ジャーナリストたちがシルバーストーンにあるアストンマーティンのファクトリーに集められ、エイドリアン・ニューウェイが2025年3月からの長期契約に署名したことが正式に発表された。 ロンドンの『Times』紙やドイツの『Auto Motor und Sport』によれば、ニューウェイは5年契約、年俸3,000万ドル（約42億円）、総額1億5000万ドル（約210億円）に加え、チームが発表した通りF1チームの株式も受け取った。 この発表前、米国を拠点とする投資会社『HPSインベストメント・パートナーズ』と『Accel』が新たな共同オーナーとして参画し、これらの投資会社はチームの持株会社に数億ポンドの出資を目前に控えていると『Sky News』が報じている。この報道は、昨年チームオーナーのローレンス・ストロールが『Arctos Partners』に少数株を売却したのに続くもので、この取引により、アストンマーティンF1チームの評価額が最大で26億2,000万ドル（約3,700億円）に達するという。 2026年にはホンダのPUを搭載するアストンマーティンF1は、この資金を元手にさらにチーム力の強化を加速させ、F1タイトルを目指していく計画だ。