40歳を過ぎたら記憶の低下「ブレインフォグ」に注意!更年期に起こりやすい原因と対処法を解説
女性の約3分の2は、閉経に伴って記憶力が低下するという。 生理が12カ月連続で来なかった女性は閉経したことになる。この自然な現象が睡眠や体調に及ぼす影響は、広く認知されるようになってきた。でも、閉経に伴う「認知機能の低下」が女性に及ぼす影響を知る人はいまだ少ない。 【写真】更年期の体重増加を防ぐために必要な6つのこと 閉経に伴う認知機能(思考力、推論力、記憶力)の低下は、ほとんどの場合わずかなもので、場合によっては一時的。でも、それで仕事に悪い影響が出たり、認知症が心配になったりする人がいるのは否めない。今回は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから更年期の女性に起こる「ブレインフォグ」の原因や対処法について紹介していこう。
閉経と更年期
閉経は、生殖可能期間の終わりを告げる現象で、日本人の場合は平均51歳で卵胞が枯渇したときに自然と起こる。 また、卵巣がんのリスクを下げる目的などで、卵巣を2つとも取り除く手術を受けた場合にも閉経が訪れる。 生殖可能期間から閉経後までの4~10年は、俗にいう閉経周辺期または更年期。 更年期の症状には、ホットフラッシュや寝汗といった血管運動症状、膣の乾燥、不眠、うつ、不安、ブレインフォグなどがある。こういった症状とは10年近いつき合いになることも。
閉経と更年期
閉経は、生殖可能期間の終わりを告げる現象で、日本人の場合は平均51歳で卵胞が枯渇したときに自然と起こる。 また、卵巣がんのリスクを下げる目的などで、卵巣を2つとも取り除く手術を受けた場合にも閉経が訪れる。 生殖可能期間から閉経後までの4~10年は、俗にいう閉経周辺期または更年期。 更年期の症状には、ホットフラッシュや寝汗といった血管運動症状、膣の乾燥、不眠、うつ、不安、ブレインフォグなどがある。こういった症状とは10年近いつき合いになることも。
ブレインフォグとは
更年期の女性の6割強は、認知機能の低下を訴える。 人の名前を覚えたり、会話のなかで適切な言葉を見つけたりするのが難しくなったという人もいれば、集中力や決断力が衰えたという人もいる。最近の論文レビューによると、この本人だけが認知機能の低下を自覚している状態を指す“主観的認知機能障害”は、記憶力、回想力、情報処理力のテスト結果に表れるそう。 更年期の女性は、言語記憶(新しい言葉を覚えたり暗記したりする能力)、発話流ちょう性(記憶から素早く言葉を取り出す能力)、注意力のテストで苦労しがち。