ホンダ「フィット」に新型ハイブリッド“i-DCD”搭載。国内No.1燃費36.4km/Lの3代目は163.5万円~【今日は何の日?7月19日】
一年365日。毎日が何かの記念日である。本日7月19日は、ホンダ「フィット」がモデルチェンジで3代目に切り替わり、また国内トップの燃費35.4km/Lの新型ハイブリッド“i-DCD”を搭載したHEVが設定されることが発表された日だ。 TEXT:竹村 純(Jun TAKEMURA)/三栄・新型フィットのすべて、新型インサイトのすべて ホンダ・フィットの詳しい記事を見る
■3代目フィットに本格ハイブリッドを搭載
2013年(平成25)年7月19日、新型ハイブリッドを搭載した3代目「フィットHEV」を発表(発売は9月5日)。新開発のハイブリッドシステム“i-DCD”を搭載したハイブリッドは、1モーターでありながらエンジンとモーターを接続/切断することによって、国内トップの36.4km/L(JC08モード)の燃費を達成した。
●初代フィットHEVは、“IMA”システムのマイルドハイブリッド
フィットに初めてハイブリッドが搭載されたのは、2代目フィットをベースにした2010年10月のこと。この時のハイブリッドシステムは、インサイトで初めて採用された“IMA(インテグレーテッド・モーターアシスト)”システムだった。 IMAは、円盤状の薄型モーターをエンジンとトランスミッションに挟み込むタイプで、高効率のi-VTECエンジンの加速をアシストするのがメインのマイルドハイブリッド。システムの構成上、モーターとエンジンを切り離すことができずにモーターの単独走行ができないため、燃費改善効果は小さく、燃費は30.0km/Lにとどまった。
●3代目フィットは、新開発“i-DCD”を搭載して国内トップの燃費を達成
3代目フィットは、これまでのフィットらしさを受け継ぎながら、ダイナミックなスタイリングに変貌。パワートレインは、アトキンソンサイクルを採用した1.3L直4 DOHC i-VTECエンジンと同じく、排気量1.5Lで直噴化したエンジン、そして1.5Lエンジンを組み合わせたハイブリッドの3機種が用意された。 新開発のハイブリッドは、7速DCT(デュアルクラッチ・トランスミッション)に1つのモーターを組み込んだ軽量コンパクトな“SPORT HYBRID i-DCD(インテリジェント・デュアルクラッチ・ドライブ)”で、優れたレスポンスと高効率化を実現した。 3代目フィットHEVは、それまでのIMAマイルドハイブリッドに比べて燃費は大幅に向上し、国内トップの燃費36.4km/L(JC08モード)を達成し、発売とともに好調な販売で滑り出した。ちなみに車両価格は、標準的なCVTのガソリンエンジンが158万円、HEVが約15万円高額の163.5万円だった。
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