中部圏の技術力「1+1=2以上」に期待 日銀名古屋支店長に堂野氏
日本銀行名古屋支店長の堂野敦司氏(57)が26日、着任の記者会見に臨み、「支店勤務の経験が多く、地域をくまなく回ってきた自負がある。名古屋の勤務は初めてだが、現地にしっかり足を運び、実態の把握に努めたい」と抱負を語った。 【写真】日本銀行名古屋支店の堂野敦司支店長=6月26日、名古屋市 また、工学部の学生時代に愛知県の素材工場を見学した経験に触れ、「中部地域の製造業の技術力の高さを当時から感じていた。製造業のウェートが高く、日本経済を牽引(けんいん)していく技術力を持つ地域。『1+1=2』にとどまらない、もっと高い力を発揮していく期待がある」とも述べた。 就任は24日付。堂野氏は大阪府出身で、1991年に日銀に入行。松山支店長や、国会担当の政策委員会室審議役などを歴任した。前支店長の広島鉄也氏は総務人事局に異動した。
朝日新聞社