「不倫みたいな感じで…ドキドキしてました」今年急増 韓流装う「ロマンス詐欺」恋に落ちる巧妙な手口【news23】
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SNSで恋愛感情を抱かせ、金などをだましとる「ロマンス詐欺」についてです。過去最多のペースで被害が増えていますが、「何を言えば恋に落ちるのかたくさん用意していた」と被害者が語る、巧妙な手口に迫りました。 【写真を見る】実際のやりとり ■「不倫みたいな感じで…ドキドキしてました」50代女性 取材に応じてくれたのは、50代の斉藤利恵さん(仮名)。相手とのLINEのやりとりを見せてもらうと… 相手からのLINE 「こんなに早く家に着きますか?君が恋しいよ」 斉藤利恵さん(仮名) 「疲れてると思うけど、しっかり美味しいご飯食べてね」 手料理の写真を送るなど、まるで実際に付き合っている恋人同士のようなやりとり。斉藤さんには夫がいますが… 斉藤さん 「なんか不倫みたいな感じで…ドキドキしてましたね」 このメッセージから約1か月後、斉藤さんは相手から550万円もの大金をだましとられることになります。 やりとりが始まったのは、今年3月。斉藤さんのSNSに突然、「今度日本に行きたいがどの季節がいいですか」などとダイレクトメッセージが送られてきたことがきっかけでした。LINEでは相手から繰り返し「美しくて優しい」などと褒める言葉が。 斉藤さんが「写真を見たい」とお願いすると、送られてきたのは、アゴひげをはやした面長の男性。「ソ・ジフン」と名乗っていたことから、斉藤さんは韓国籍の男性だと思っていたといいます。 斉藤さん 「犬みたいなかわいい感じだったので、やり取り重ねるうちにだんだん惹かれていった」 連絡は1分おき。1日200往復を超えるほど、夢中になっていました。 相手からのLINE 「もし私たちが一緒に会うことができればとても嬉しいです。私はあなたを抱いてキスします」 声が聞きたいとお願いすると… 相手からのLINEの音声 「(英語の挨拶)コンバンハ、ハジメマシテ、ドウゾヨロシク」 斉藤さん 「ありがとう!英語も話せるんですか?」 当時のやりとりについて、斉藤さんは… 斉藤さん 「恋人のようにだんだんなっていった感じです。気がついたらもう心の支えになってました」