【光る君へ】来場者数約2,900人でのファンミーティングが開催!
最終話まで残り2回となった大河ドラマ『光る君へ』のファンミーティングが12月2日(月)、NHKホール(東京都渋谷区)で開催された。12月14日(土)午後3時05分~3時50分<NHK・総合>での放送に先駆けてイベント当日の様子をおとどけします! 大河ドラマ「光る君へ」ファンミーティングには、まひろ/紫式部役・吉高由里子さん、藤原道長役・柄本佑さん、藤原公任役・町田啓太さん、一条天皇役・塩野瑛久さん、藤原彰子役・見上愛さんが出演。さらに、ききょう・清少納言役・ファーストサマーウイカさん、藤原斉信役・金田哲さんが司会として登壇した。 会場には、およそ18倍という貴重な切符を手にした『光る君へ』ファン約2,900名が来場!当選したファンの皆さまへ本イベントに向けて事前に「もう一度見たい名場面」や「出演者への質問」のアンケートを実施。最後にはまひろの父/藤原為時役・岸谷五朗さんからコメントも届くなど、およそ1時間半にわたる出演者とのひと時を楽しんだ。(以下、敬称略) ◆ファンが選んだTOP名場面は『2人の逢瀬』 今回来場した大河ドラマ「光る君へ」ファンが選んだ名場面は以下の通り。 第10位:直秀の悲劇 第9位:狂気の呪詛 第8位:ききょうの生き様 第7位:道長の出家 第6位:雅な世界観 第5位:打毬の青春 第4位:望月の夜 第3位:彰子の告白 第2位:源氏物語の誕生 そして、栄えある第1位に選ばれたのは…“2人の逢瀬”! 第42回『川辺の誓い』で描かれたまひろと道長の逢瀬のシーンが映し出されると、吉高は「切ない、このシーン好き!」とファンの方々への共感の声をあげた。柄本と共に、銀粉が降り注いだシーンの撮影秘話などにも花を咲かせた。 ◆10歳の「光る君へ」ファンからの質問!「一番美味しかった食べ物は?」 終盤には急遽、出演者へ直接質問ができることに!道長&まひろの応援手作りうちわを持った10歳のファンから「平安時代の食べ物の中で一番美味しかったものは何か」を問われると、それぞれ語りかけるように優しくこたえた。 藤原彰子役・見上愛「和菓子を食べました、美味しかったです!」 まひろ/紫式部役・吉高由里子「煮干しを食べました、美味しかったです!」 藤原道長役・柄本佑「海老の揚げたのが美味しかったです。」 藤原公任役・町田啓太「鶏鍋でしたかね、スタジオ寒かったですから温まりましたね!」 一条天皇役・塩野瑛久「一番金持ちのはずなんですけどね、食べていないんですよ」 食すシーンがほとんどなく、御門らしい食事の食べ方などもよく分からぬままだったという。 ききょう/清少納言・ファーストサマーウイカ「サーターアンダギーみたいな、ネジネジの小麦のお菓子!」 藤原斉信・金田哲「僕はなまこ!」 と回答し、拍手喝采でコーナーを終えた。 ◆吉高由里子の魅力が“優しい大河ドラマ”を作った 当日会場には来ることができなかった、まひろの父/藤原為時を演じた岸谷からも撮影に込めた想いや吉高への感謝のコメントが届いた。 「“まひろにとってこの父親像はどうなのだろう”ということをいつも考えていました。“彼女にどのような影響を及ぼしたのか、何をもって式部はあれだけのものを書ける人物になっていったのか。幼少期の頃から家庭に何かあるとしたら何だろう?”ということを探求追及していった大河ドラマだったと思っています。」 紫式部、本当に素晴らしい演技でありました。大変なことだっただろうと思います。緊張している大河ドラマという現場で、いつも吉高が和ませてくれて、雰囲気を作ってくれて本当に優しさに溢れる現場でした。あなたのもっている魅力が今回のドラマを“優しい大河ドラマ”にしていったと思います。」 ◆吉高由里子が作品を通じてできた宝物は「皆さんの“人生の関係者”になれたこと」 最後に出演者からファンの皆さまへ本日の感想や感謝の言葉が伝えられた。 見上愛:ものすごくたくさんの方々に愛されたドラマに、彰子という素敵な役を頂き出演することができて幸せだなと改めて感じました。最終話まで皆さん楽しみにしていてください!今日は本当にありがとうございました。 塩野瑛久:皆さま、今日は足を運んでいただき本当にありがとうございます。僕はもう退場してしまったのですが、皆さんの有志を見届けたいと思います。退場してからの台本はもらえていないので、先のストーリーを知らない状況です。皆さんと一緒に最終回を見届けたいと思います。一条天皇として登場して、皆さんとお会いすることができて本当によかったと思っています。ありがとうございました。 町田啓太:皆さん、今日は本当にありがとうございました。こうしてイベントをさせて頂けること自体がありがたいなと思いますし、観て楽しんで頂けているんだというのが皆さんの顔を見て(伝わり)ジーンときちゃいました。吉高さんや柄本さんはじめ皆さん優しい人たちばかりで、僕は現場の雰囲気がすごく好きでした。こんな作品に、僕も参加させて頂けて光栄だったと思っております。 台本は知っているものの、僕もまだ最終話を観ていないです。でも、台本と映像になった時は全く違うものに見えるんですよ!皆さんも楽しみにしていると思いますが、僕たちもすごく楽しみです。共に楽しみたいと思いますので、最後までお付き合いよろしくお願いいたします!今日は本当にありがとうございました。 ファーストサマーウイカ:最近、メッセージとかで「大河ドラマを観ることで、古典のテストでめちゃくちゃいい点を取れました」ともらうことがあります。戦国時代の印象が強い武将とは異なり、「藤原何人おんねん!」というぼんやりした状態から、この作品を通じてみんなの顔が浮かび鮮やかになり歴史をまた違った形で学ぶことができるみたいです。私も子どもの時にこの作品に出合うことができていたら、全然国語の点数が違っていただろうなと思うくらい、身近に感じることのできる作品でした。スタッフの皆さんも本当にお優しかったです。 私が今後人生でエッセイを書くことがあれば、必ずこの「光る君へ」のことは書きます!だって、あの本が1000年経って、今こうやってあることがすごくないですか!?「光る君へ」という作品があったことを言い伝えて、1000年後の日本人が台本を読み返してくれたり、作品を観返してくれたりしたらいいなと思いながら、忘れずに大切な思い出として……DVDとか本とかも出ているらしいので!(笑)放送が終わっても楽しんで頂けたらなと思います。今日は本当にありがとうございました! 金田哲:皆さん本日はありがとうございました。僕も昔から大河ドラマファンでして、まさか自分が世界に入れるなんて、しかも雅な世界に!稽古などをしていても『大丈夫か!?』と、最初はかなりプレッシャーも感じていました。放送を観て、Xを観ると、なんか悪くなかったみたいで……。(笑) 皆さん本当に優しく、「光る君へ」メンバーで本当にありがたかったなと思います。僕も一視聴者として感想会をやっているんですけど、皆さんとシェアをしたりしてすごく楽しい約1年でした。でも、まだ終わっていませんので、最後まで楽しみたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました! 柄本佑:本日はありがとうございます。カメラの後ろではこのような雰囲気で撮影をしておりました。観て頂いた通り本当に仲の良いチームでした。緊張感をしっかり持ちながら、良い空気を作ってくれたのは、吉高さんです。終わって寂しかったけど、今日のような機会があって、出てきた時の皆さんの熱量が本当にすごくて、素敵な作品に出させてもらえたんだなと思っています。皆さま、ご来場頂き本当にありがとうございました。あと2話、お楽しみに! 吉高由里子:えー、私が喋っちゃったら終わっちゃうよね!?黙りきろうかなー! (ファーストサマーウイカ:来年またやります!? 金田:「べらぼう」と同時に、「光る君へ2」やります!? 柄本:でも来年は近況報告みたいになっちゃうな!) こんな感じでわちゃわちゃしながら、およそ2年間この作品に携わってきました。すごく愛のある現場だったなと思います。優しい世界で、習い事など含めたくさんの経験をさせて頂いたと思います。あと2話で終わってしまうのかと思うと嘘みたいな気持ちですし、たくさんの方が応援して見守ってくださっていたんだなと思うとすごく幸せ者だなと思います。「光る君へ」という作品を通してここにいる出演者の皆さんや(視聴者の)皆さんの人生の関係者になれたことが一番の宝物だと思っています。来年にはこの世から「光る君へ」のポスターが剝がされてしまうから、今年は夢をみていたのではないかと……。これだけ寂しくなるくらい、愛おしくなる作品だったのだと思います。あと2話、見守ってください!ありがとうございました。
歴史人Kids編集部